独自インタビュー 初のアフリカ製スマホ開発のマラ社
初のアフリカ製スマートフォンとされるマラ・フォン。その狙いについてマラ・グループへ問い合わせたところ、回答を得た。
既報のマラ・フォンに関する情報は次のとおりだ。
・2019年10月、ルワンダと南アフリカの2拠点で操業開始
・組み立てだけではなく、製造からアフリカで行うスマホは初
・マラ・グループ創業者はアフリカでの経営歴20年超のインド系38歳
「韓国はサムスン、中国はファーウェイ、アメリカにはアップルがある。アフリカはマラだ」
前回記事『初のアフリカ製スマホ ルワンダ、南アで始動』はこちら。
世界41か国へ
2019年11月11日から南アフリカで開催されているアフリカ投資フォーラムにパネリストとして登場したマラグループCEO、アシシュ・タッカー(Ashish J. Thakkar)はマラ・フォンについてこう語った。
「DHLと提携し、世界のどこへでも発送できる。すでに世界41か国に発送した。輸出先トップ5はドイツ、イギリス、アメリカ、イタリア、スイス。信頼できる品質ということが分かるだろう」(同社Twitter投稿およびエンジニアリング・ニュースより)
また、2年以内に3つ目の工場をナイジェリアにオープンさせたいとも語っており、好調な滑り出しを強調している。
アフリカ産スマホの狙いは
マラ・グループに問い合わせた内容と回答は次の通り。
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