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コンゴ民主共和国のエボラ、隣国のウガンダで感染者確認

コンゴ民主共和国で拡大しているエボラウイルス病(エボラ出血熱)に関し、同国の東側に国境を接するウガンダで、感染者1人が確認された。国際保健機関(WHO)が6月11日付で発表した。

WHOによれば、今回のエボラ流行で、ウガンダ国内で感染者が確認されたのは初めてのケースとなる。

感染が確認されたのは5歳の子どもで、6月9日に家族とともにコンゴ民主共和国側から国境を越えてウガンダに入った。病院での治療を求めたところ、感染が確認されたという。

現在、コンゴ民主共和国の国境に近い、ブウェラという町で治療を受けている。

6月10日現在で、疑い例を含めエボラの感染者は2,071人に達している。

感染者数(2019年6月10日現在)
感染が確認された事例:1,977例
疑い例:94例
合計:2,071例
死亡者数
エボラによる死亡と確認:1,302人
疑い例:94人
合計:1,396人

2014年〜16年に西アフリカで発生した大流行に次いで、過去2番目の規模となっている。エボラの流行地が、紛争地であるため、医療従事者が武装勢力に攻撃されるなど、対応は困難を極めている。

写真は、2019年1月、ヘリコプターが離陸時に周囲の安全を確認する兵士。エボラが拡大しているコンゴ民主共和国の北キブ州で撮影された。

Photo: World Bank / Vincent Tremeau taken in OÔcha, north Kivu region, Democratic Republic of Congo, January 15, 2019. A MONUSCO soldier monitor the security situation while a helicopter leaves OÔcha.

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