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グーグルマップに世界のアパレル工場をマッピングしたら、奴隷労働を減らせるか

世界中のアパレルの工場をグーグルマップでデータベース化する取り組みが始まった。生産拠点の位置を可視化し、業界全体の透明性を高め、工場で働く人たちの奴隷的な労働や酷使などを減らす狙いもある。

ロンドンを拠点とする非営利組織が、3月28日に、Open Apparel Registry(訳すとすれば、アパレル公開登録所、OAR)というサービスを立ち上げた。オープンソースのデータベースで、衣類や靴の工場をグーグルマップ上にプロットする。

日本のユニクロを含め、アパレル分野のグローバル企業は、バングラデシュなど比較的、賃金レベルの低い国に縫製工場などを置いている。アフリカでも近年、H&Mなどエチオピアに生産拠点を構える動きが出ている。

3月31日の時点では、全世界で8545カ所の工場がOARのデータベースに入っている。検索機能を使って「バングラデシュ」を調べると、579施設が表示された。

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