ザ・フーの快挙を阻止したのは、よりによって・・・　最新全英チャート （2019/12/13-2019/12/19）

どうも。

・・・まあ、イギリスでの総選挙はがっかりでしたね・・・。あそこまで大敗とはなあ。BREXITの行方も気になるところ。

いよいよ、年間ベスト・アルバム、はじまりましたが、レギュラーものははずしません。全英チャート、行きましょう。

SINGLES
1(1)Dance Monkey/Tones & I
2(3)Own It/Stormzu, Ed Sheehan & Burna Boy
3(4)Don't Start Now/Dua Lipa
4(2)Before You Go/Lewis Capaldi
5(5)Boxanne/Arizona Zervas
6(8)All I Want For Christmas Is You/Mariah Carey
7(13)Last Christmas/Wham!
8(14)River/Ellie Goulding
9(6)Everything I Wanted/Billie Eilish
10(7)Memories/Maroon 5

「ダンス・モンキー」、これで11週目。そろそろクリスマスものが抜きそうな気がするんですけど、もうすでにマライア、ワム！も上がってきてますからね。ワム！は映画の効果もあるのかな。

8位にはエリー・ゴールディングのジョニ・ミッチェルのカバー「River」。これもクリスマスの企画系ですけどね。普段の彼女の音楽から考えて、あんまりうれしくないカバーなんですけどね。まだ、声の癖が出てない分、、聞きやすくはあるんですけど。

では、圏外見てみましょう。11位初登場のこの曲で。

ハリー・スタイルズのニュー・シングル「Adore You」。ハリー、金曜にアルバム出たばかりなんですが、これ、すっごい良いんですよ！びっくりしちゃいました。

ソロ・デビュー作はすごく背伸びしてクラシック・ロックやろうとしすぎて滑っちゃったんですけど、今回は、アイドルとか、今どきのポップの視点からクラシック・ロックをやるとどうなるか、の視点がはっきりしているし、ハリー自身の等身大からもかけ離れていない自然な感じが凄く良いです。それでいて、ダンス・ポップ系のアイドルとは明確な差別化もできてるし。アルバムの後半の曲の展開なんて、「えっ、そんなことまでやっちゃうの！？」みたいなサプライズも続きます。来週、ストームジーとアルバムのトップ争いしますが、両方共すごくいいアルバムです。僕の年間にも2枚とも入っているのでお楽しみに。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUM
1(2)You're In My Heart/Rod Stewart
2(1)The Christmas Present/Robbie Williams
3(-)WHO/The Who
4(5)Back Together/Michael Ball & Alfie Boe
5(4)Divinely Uninspired To A Hellish Extent/Lewis Capaldi
6(3)Everyday Life/Coldplay
7(7)Christmas/Michael Buble
8(6)Happy Days/Andre Rieu & Johan Strauss Orchestra
9(8)No 6 Collaborations Project/Ed Sheehan
10(10)Spectrum/Westlife

あ〜、ものすごいショックですよ〜。

これ、中間発表までだったら

ザ・フーの48年ぶりの１位返り咲きだったのに！！！

しかも、新作で、ですよ。もう、75も近い人たちが。

よりによって、それを阻止したのが

ロッド・スチュワートのオーケストラとの共演アルバムだと！！！

ロッドもザ・フーもお互い同世代ですが、老体に鞭打ちロックしたザ・フーガ、ロッドのそんな日和った企画に負けたのは・・・、ちょっと、ものすごく悔しいです・・。

もし１位になってたら

この不朽の名盤「Who's Next」以来の記録になるはずでしたからね。

もう、そう考えると、くやしくて、くやしくて。

なので、ここでフー、聴いてみましょう。

まんま、70s前半のフー、そのまんまといえば、そのまんまなんですけど、70s半ばからの調子があがらないまま解散した頃、そして2006年のアルバム「Endless Wire」の精細のなさから考えたら、得意の必殺のパターンに持ち込んだとはいえ、それは本家なんですから、許されてしかるべきだし、進化を信じて下手に良くないことやるよりは全然マシですよ。しかも、現状で70超えた人がやるロックでこれ以上のものはないわけだし、最近のロックのつまんない新作よりは全然マシです。

ということで、このアルバムも年間ベスト、入れてますのでお楽しみに。