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緊急事態宣言下の生活について

どうも。

日本も緊急事態宣言が出されましたね。

僕はSNS越しにしか状況が見えないので、なんとも言えないのですが、共通して言えるのは「これからどういう生活になるんだろう」と不安を抱えていらっしゃる方が多いのは見ていて感じます。

そこで今日は、ここは世界的に助け合いたいと思うので、緊急事態宣言後の生活3週目の僕の立場から、言える事を伝えたいと思います。

この生活ですが、すごく不便です。普段空いているはずの店も開いてませんからね。人によっては、仕事ができない状況になっている人もいます。「いつになったら再開するんだろう」という不安も拭えません。

「一体、これは人々が支持する政策なんだろうか」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

では、ブラジル国民がこの非常事態宣言に伴う外出自粛令、これについてどう思っているか。これを具体的に言うと

76%が実施後も賛成

こういう数字が出ています。このように、実施しても、多くの人が「命や健康の方が大事」だと思っていることがわかります。僕自身もそうですが、安心してください。いざ、生活が始まってしまえば、この生活感覚、慣れます!

では、この緊急生活宣言で、生活がどのようになるか、サンパウロ州の例で答えたいと思います。

①ショッピングセンターは開かないけど、スーパーと薬局は開いている

ここ、大事なポイントです。サンパウロでも、緊急事態宣言が出された当初は、よくわかっていない人がスーパーに駆け込んで、食料やトイレットペーパーの買い出しに行っていましたが、緊急事態宣言でスーパーが閉店になる国というのは世界中のどこでもありません。一つ意地悪言っておくと、日本人街のスーパーのある店が非常事態宣言前にいち早く店閉めたんだよなあ。人々の生活に究極的にないと困るタイプのところは空いていないといけません。そこは安心してください。開いてます。

あと、薬局も開いているので、アルコール・ジェルとかマスクとかもいつでも手に入ります。なので、ここもパニックにならないで大丈夫です。

②(僕の住んでいる国だと)テレワークが当たり前

あと、僕の住んでいる国だと、外出自粛になっても、大半は在宅での仕事継続です。お店の営業の人は残念ながら休みですけど、補償はその分、あるはずです。そこでの苦情、ほとんど聞かないので。

我が家の場合も同様です。僕はブラジル国内でのニュースの翻訳の仕事をしているので、基本、日中はずっと子守しながら原稿を書いてるし、隣でワイフも仕事しています。

こういう状況なので、交通量も激減してます。ニュースで聞いた話だと、電車もバスも、通常の営業の30%しか利用者がいなくなっているということです。日本からのニュースで、「電車の本数を減らす」などという話を聞きましたが、それは愚策です。空いていることに意義があるわけですから。

③飲食店の出前は、やっている

 あと、さっき、「店は全部閉まる」と言いましたが、飲食店、デリバリーはやってるんですよ。なので、自炊に飽きた時の対策でデリバリーのもの、食べれます。僕も、この2週でマックとバーガーキング、地元の美味しいチキンと、ピザ、頼んでますからね。

ただ、この期間中、自炊の良さに確実に目覚めます!同時に、家族と食卓を囲む価値も再確認します。失われるものが多い中で、「家族との時間」を改めてありがたく感じる貴重な時間でもあります。

④エンタメはアプリを活用しよう!

この期間、外でのエンタメは残念ながらありません。僕も映画館に行けないのだけは残念です。あと、こっち、日本みたいに頻繁にライブは国内のアーティストでもないので、日本のライブハウス業者の「生活補償を訴える」みたいなニュースはほとんど耳にしません。あるとしたら、アーティストの自宅からのライブとか、そういうものですね。あと、CD屋というものもすでに消滅しているので、元からありません。

 ただ、その間はもう、アプリを利用するまでですよ。SpotifyでもApple Musicでも、NetflixでもAmazon PrimeでもHuluでもフル稼動して。

 でも、さっきも言ったように、家族と向き合う時間が圧倒的に増えるので、そういうアプリに触れる時間も減りますけどね。家族活動で結構忙しくなる期間ですので。

⑤隔離政策に反対してるのはイタい人だけ

あと、ブラジルにおいてですね、「隔離政策に反対している」というのは、極めてイタい人たちだけです。

例えば、こんな人ですね。

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はい。当ブログおなじみ、ブラジルのクソ大統領、ボウソナロですね。昨日、この男のおかげで、ブラジル、危うく大ピンチだったんですよ!

ブラジルでは今、コロナの罹患者が1日に月1000人ペースで増え始めて、死者も500人台に乗って、これから流行がピークに達するそんな時にですよ、この男

国民の支持76%の保健相を「俺より人気があるのが気に食わない」とかって言って、あと一歩のところで解任しようとしたんですよ!

いやあ、これには本当に肝が冷えました。その保健相の後任に、「隔離政策なんてやっても、全く意味がない」と主張している、医学知識ゼロの男を後任に据えようとしたんですから。

ボウソナロは、経済活動が止まるのを恐れて一貫して隔離政策に反対で、一人でキャンペーン張ってるんですが、保健相と、各州の知事がそれをガン無視して非常事態宣言を出しまくって、隔離に入りました。サンパウロも知事が大統領無視して始めてます。

これ、先週もここのコラムで書きましたけど、ボウソナロは「経済活動が大事」というより、こいつを支持してくれる「利潤損ないたくない」大企業の社長とか、「ミサができなくなるのが怖い」福音派キリスト教の大物牧師の顔、立てたいだけですからね。

ここ数日もひどかった。マンデッタっていう保健相の人気がそこまで高いことがわかって、何やらせたと思います。息子使って、今の内閣、「ヘイト部」という、ボウソナロの次男をリーダーにしたネットでのフェイスニュース拡散や政敵攻撃を目的とした部署がある(これ、マジにすごいでしょ!)んですけど、そこがマンデッタの攻撃をネットでしかけてて、それでやめさせようとしたんですから!

で、この話はオチがですね、最後はボウソナロが

陸軍のリーダーにシメられて降参

です(苦笑)。

ま〜あ、ヒヤヒヤするでしょ、この国(笑)。

 でも、日本も気をつけてくださいね。だってボウソナロが非常事態宣言に反対し続けた時に

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「日本だって、やってないじゃないか」って例に挙げられてたんですから!

・・・と、だいたい、こんな感じですね。

地理的には地球の真裏ですが、僕もこの日本での非常事態宣言がうまくいくこと、不自由な状況の中で、少しでも希望を持って生活されることを祈ってます。













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