見出し画像

「令和の日本の名盤」を期待したいアーティストたち

どうも。

昭和と平成の日本のアルバム、いろんな方たちに楽しんでいただけているようでうれしいです。たとえ話でいうなら、世の中、「憲法」をはじめとした法律がいっぱいあっても絶対的な解釈なんてものはなく、世に数多いる裁判官とか弁護士によって判断がずいぶん違うのと同じように、「全く同じ解釈」なんてものはこの世には存在しません。だから、こういう企画やっても、何万通りのベスト選出が出てくるとは思うんですけど、そんな中で、できるだけいろんなジャンルを考慮に入れ、批評を放棄せずにただ一般人気のあるアーティストだけを羅列するようなこともせずに選んだら、ああなった。そう思っていただけると幸いです。

では、今日は、このテーマのシメとして

令和の名盤を期待したい日本のアーティストたち

この話をしようと思います。

この話を本格的にする前に、連載の一番最後でヒント、出してるんですけどね。

やはり

画像2

画像3


連載のエンディングで曲紹介したGEZAN、The Novembersは、日本をインディの部分で根底的にリードする役割を担ってほしいというかね。バンドで言うなら、今日の日本でこの両雄が頭2つくらい抜けてる印象あります。実際、信奉している人も多く見かけますしね。ふたつとも30代は超えてるバンドではありますが、もう今のこのご時世、ロックで30代なんて若手の部類ですしね。令和にガンガン名盤出していってもらいたいです。

で、僕が今、一番ハマってるバンドが誰かを明かしましょう。この人たちです。

画像1

羊文学!

このバンド、連載用にSpotifyでたくさん聴いた日本の最近のアーティストの中で、個人的にちょっと衝撃でしたね。1月にGEZAN聴いたときも相当な驚きだったんですが、それに勝るとも劣らないというか。この2つなら、今年の僕の年間ベスト・アルバムの50枚に入りますね。

 この羊文学、なにが驚いたかって、一番はギターのフレージングの圧倒的なセンスですね。コードのセンスとか音色とか。日本のアーティストでこのセンスがここまで良いと思えたのって、もしかしたら向井まで遡らないといないんじゃないかな。

あと、フロントの塩塚モエカの声の存在感と詞の世界観も。シューゲイザーっぽい儚げな声と思わせつつ芯が強く、やや抽的な言葉の中に様々な想像を喚起させる言葉遣い。彼女、世代的にはサッカーマミーとかスネイル・メイルとかビーバドゥービーとか、そのあたりと大体同じくらいの年齢ですけど、比較しても全然負けてません

あと、女性アーティストだと、中村佳穂とカネコアヤノの2人もかなりいいと思います。前者は天性のリズム感覚感じるし、後者は聴いたことない感じの独特な歌い方が引き込まれます。

 あとは連載にも書いたように、あいみょんの才能と功績も評価してますよ。9月に出るアルバム、楽しみだし。

男のバンドだと、このバンド、好きですよ。

マカロニえんぴつですね。この人たち、曲としてまだ洗練されきってないところもあるんですけど、歌と演奏の説得力がすごくありますね。シンガーの声のレンジの広さと、あとギターの人にすごくセンス感じます。聴いててユニコーンとか、昭和のアルバムのところで再評価うながしたチューリップとか、そのあたりを彷彿とさせるバンドとしての総合力の高さ伺えるものを感じさせます。

男性ソロだと

今年作品聴いた中でも、GEZANと羊文学に次いでいいなと思ったのがこの藤井風ですね。位置づけがいいんですよね。星野源、米津以降のラインでも聴けるし、欧米の今のR&Bの回答としても聴けるし、「岡村ちゃんの再来」みたいな感じでも聴けるし。ルックスにも華があるしね。

・・と、他にもないわけではないんですけど、特に気になったのはこういうとこです。他にもいるはずなんですが、そこはおいおい知っていきたいです。

ストリーミング、本当に便利ですね。気になるとすぐ聴けるようになって。2010年代のこのブログは洋楽、洋画、アメドラに特化してやってましたけど、それは僕の住居環境上、それが情報の限界だったところがあるからなんですが、Kドラマと日本の音楽からこうやって刺激感じると、なんか、新しい変化球覚えたみたいで、このブログにとってもすごく刺激になるというものです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?