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ビジョンを頂点にすえた「人生戦略設計図」の描き方


仕事がら、

吉本に所属しているアスリートの
人生相談や人生設計のお手伝いをすることがある。

とかなんとか
エラそうなことを言ってますが、

なかなかうまくいっていない
のも事実。

うまくいっていないとは、

彼ら彼女らに
「動いていただくこと」ができていない

という意味で、

「理論で人は動かない」

ことをあらためて
深く学ばせてもらっている。

人と人との間に「信頼」を築く、
つまり簡単に言うと

「仲良くなる」

ことが先決。
話はそれからです。


■さて今日は、

仲良くなった相手に
どんな方法論を提示していくのか。

具体的かつ汎用的な「人生戦略図
の設計プロセス

について
まとめてみたいと思います。

くれぐれも言っておきますが、
相手がいる場合、

まずは相手(クライアント)と
仲良くなることが大前提。

冷戦時代に
米ソがにらみ合っているような状態では、

何を言っても右から左です。

時間を味方につけて
ゆっくりと氷を解かすように

相手の懐に入る
ちょっとしたしたたかさも必要です。


■揺り戻しが続きますが、

くだんの「人生設計

まずはピラミッドをイメージ
するのですが、

その「頂点」には何を置くべきでしょうか。

皆さんが
これからの人生を考える、

これからの人生を
今以上によりよいものにしていこう

と設計するにあたって、

ピラミッドの最上段に据えるもの。
はて何を置きましょうか?


答えは「目標」です。

目標と言っても
売上いくら!とか年収がどう!とか

そんなちっちゃくて
パサパサに乾いた数値目標ではありません。

一生かかっても達成できそうにない
でも人生を賭して戦い抜く、

壮大な目標(ビジョン)をかかげます。

「何者になりたいのか?」
「何を成し遂げたいのか?」

皆さんが現時点で感じている
問題意識、

僕だったらスポーツ業界のことや
人間関係のことになるのですが、

具体的な課題を抽象化して、

「つまりこういうこと」

という本質をつかんで、
そこから得られた洞察

再び具体的な
モノなり活動なりに反映していきます。


■お金に関する問いはその次。

人生をかけてやりとげたい
そんなビジョンが明確になって、

ではそのために

年収はどれぐらい必要で、
ストックはいくら必要か。

収入は因数分解
(勤労、事業、資産運用)して

経費は?

健康維持、学習、時間節減、
環境整備、交流費用などを

細かく考えていきます。

目標達成に必要不可欠な資金
次に考える「具体的な活動」

たとえばクラファンやオンラインサロン
を実施するのであれば、

獲得資金や登録者数
といった数値目標の根拠
になります。


■次に

勤労所得の源泉を整理。

事業を興すのであれば、

どんな人(顧客)に対して何を売るのか。
それはどのようにして売るのか。

リアルなのかオンラインなのか。
広告は出すのか出さないのか。

検索エンジン対策やSNS、
メルマガ、オンラインサロンなど。

何を目的に、どんなコンセプトで、
いつ、どんな情報を、どれぐらいの頻度で発信するのか。


■まとめると、

自らの経験、経験に基づく
哲学や歴史観、審美眼
など

を総合したビジョンを志向しつつ、
ダイナミックな状況の本質を察知して、

その都度の文脈に
最善の行動を起こしていきます。

断片的な情報や知識
というよりは、

状況思考、行動ができる準備
をする必要がありますね。

深い洞察からくる
信念に根ざした哲学(ビジョン)
があれば

思考と行動がぶれません。
意思決定も早くなります。

本質的な基準さえあれば、
意思決定はびっくりするほど素早くできてしまう。

往々にして意思決定を遅らせるのは、
情報不足ではなく信念や思想の欠如です。

ポイントは一貫性
ビジョンに一貫しているかどうか


■とまぁ

こんな感じで難しい(難しそうに聞こえる)
ことをエラそうにしゃべるわけなので、

相手がいる場合、

相手と「仲がいい」
という前提なしに進めることがいかに危険か

お分かりいただけたかと思います。

何度も何度も失敗してきた
僕のお墨付き♪

まずは相手の意見を傾聴し
心によりそって、コミュニケーションを深めます。


で、ここから下も重要なのですが
ピラミッドの下層部分

事業や発信といった
それぞれの仕事が

お互いにどのような影響を受け合っているか
についてのマップを作りたい。

今構想中の

サッカークラブの立ち上げ
を例にとって説明してみますね。


■ビジョンは

まだ構想段階ではありますが
以下のような世界観をイメージしています。

サロンメンバーがお互いに認め合って、支え合って、応援し合うコミュニケーションを展開し、明るく前向きな活動をとおして豊かな社会をともに創造するサッカークラブは、人々の楽しみとなり、心の拠りどころとなり、プライドとなり、街のシンボルとなり、重要な産業となる。

こちらも合わせてご覧ください。

具体的な数値目標は
ここでは割愛しますが、

ビジョン達成に必要となる
お金を集めるために、

各仕事がどのような相関関係
で結ばれているかを可視化
していきます。

たとえば

オンラインサロン(お金)
←note(PR)

オンラインサロンで収益化するので、
noteはPRとして機能。

なので有料記事の収入はすべて
サロンへ誘導する宣伝費に使う、

という当然の成り行きになります。

同様にSNSやYouTube
という仕事が他の仕事と

どのような相関関係で
結びついているのかを可視化
して、

メンバー全員に共有しておきます。

若干の遊び、
余白を残しておくことで、

状況に応じた書き換えを
可能にしておくことも大事です。


■こんな感じで

アスリートやスポーツクラブ
と向き合ったりしています。

相手を理解しようとする謙虚さと
本質を見抜く洞察力をもって

自分勝手に物事を解釈しない
リアリズムで思考すること。

大学で研究していることもあって
やたらとアカデミズムになりがちです。

大事なのは
現実世界に対するインパクト。

アカデミックな研究にもそれ固有の価値
はもちろんありますが、

仕事の基準として
より役に立つ戦略を志向する。

試行錯誤は続きますが

自分のスタイルとは何か?
芸風とは?

自問自答の毎日です。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それはでまた明日。
おつかれっした!




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