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リーダーシップ

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2021年12月の記事一覧

「使うイメージ」ができなければ私たちは買わない

「使うイメージ」ができなければ私たちは買わない

新しい市場は、人々の好みや技術の発達によって生み出されるだけではなく、売り手が人々の好みを積極的に変化させ、彼らの新しい可能性を教えることによって現れる。

これは、今読み進めている「エフェクチュエーション」に書かれていた一節。米国が世界の株式を飲み込むのでは?という見出しで米国企業の一人勝ちがここ最近の新聞で報道されていましたが、そのトップに君臨するApple社。同社は「顧客調査」をしないことで

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手持ちの限られた手段で、とにかく動き出す

手持ちの限られた手段で、とにかく動き出す

「マーケティング」は、考えうる予測をもとに計画し、できるだけ確度の高い実践をすることで結果を導き出す論理。学術的に研究したり、現場で実践したり、私もマーケティングの可能性に惹かれた者のひとりです。

「予測」がイノベーションの可能性を限定する。そんな反証的理論を形成するのが「エフェクチュエーション」であり、最近必死に勉強している学問分野です。まだ全然わかっていないのですが、インプットしたことをアウ

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部下に質の高い「疑似体験」をさせる

部下に質の高い「疑似体験」をさせる

縦軸に「できる」「できない」
横軸に「やりたい」「やりたくない」

こんなマトリクスを教わりました。縦軸はマネジメントの視点(評価)であり、横軸はスタッフや選手の視点。やりたいかやりたくないかにかかわらず、「できる」スタッフや選手が組織の中心を担います。一方「できない」人は淘汰(契約満了)されていくのが世の中の道理です。

「あなたは一体どこにいますか?」

このマトリクスを提示して、スタッフや選

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手持ちのリソースでとにかくやってみることが成功への近道

手持ちのリソースでとにかくやってみることが成功への近道

情報を仕入れて企画に落とし込んで提案する(アウトプットする)

仕事ってこの繰り返しだと思う。そして「まずうまくいかない」ことをわかっておくことも大切です。手持ちのリソースを使ってとりあえず動いてみるのですが、ほぼうまくいきません。ですがたまにポテンヒットが出る。ここにチャンスがあります。

前職にいるときに考えた企画。日の目を見るチャンスがなくホコリをかぶりかけていましたが、独立した今は提案でき

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「反対意見」はむしろ求めて聞きにいく

「反対意見」はむしろ求めて聞きにいく

どんなに個人の知的水準が高くても、同質性の高い人が集まると意思決定の品質は著しく低下。「反論の自由」は健全な社会の実現において必要不可欠です。イエスマンを周りにおいて意思決定をしたリーダーが組織や国を破滅に追いやる例は歴史的にもたくさんあります。

いかなる反論によっても論破されなかったからこそ「正しい」と想定される場合と、そもそも論破をゆるさないためにあらかじめ「正しい」と想定されている場合とは

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コミュニケーション能力を高める方法あれこれ

コミュニケーション能力を高める方法あれこれ

BYAF法というものがあるそうです。イリノイ大学が22000人のデータを分析した結果、説得の効果を高める言葉としてこの「BYAF法」を見出しました。

But You Are Free。BYAFはこの頭文字を並べたものでした。「あ、今日は魚がメインにあるんだ。どうする?」イタリアンレストランでコースのメインディッシュを決めるときの会話です。

上司にどうしても説得したい案件があるとき「顧客管理のシ

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マーケティングを過大評価せず、「想い」を大切に

マーケティングを過大評価せず、「想い」を大切に

脳は可塑性の高いオープンエンドなシステム。何歳になっても学習によって鍛えることができます。逆にいえば、使わない機能はどんどん萎縮、退化。筋トレと同じですね。

話は少しそれますが、私は学歴的に、そして業務的にもマーケティングの世界に身を置いてきました。マーケティングの話をし始めると、割と長い間でも退屈しません。どんな問いに対しても割と的確なロジックを提示することができます。ですがこれ、とても危険な

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思いは実現する〜子どもの未来を応援する企画に携わりました

思いは実現する〜子どもの未来を応援する企画に携わりました

昨日はこんなイベントがありました。私が参画しているエルフェン埼玉という女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)に加盟しているクラブのイベントです。企画、スポンサー営業、そして運営まで一気通貫で携わることができました。

このnoteでも何度か書いているとおり、貧困や虐待問題に敏感な私。実際に日本の社会問題として議論されることも多く、その割にこの事実を知っている人が少ない現実にもどかしさを感じていました

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計画と宣言はなぜ効果的なのか?

計画と宣言はなぜ効果的なのか?

クライアントとお金の話。最近は、「稼ぐことの大切さ」を語る人や書籍が少なくないですが、そこで語られるような難しい話ではなく、シンプルに売上と経費と利益を毎月管理しましょうという話です。

私が知るかぎり、年間のPLを月単位で計画することは多くの経営者がやっている当たり前の作業です。売上はいくらで、この売上の詳細はどうで(どこからいくら稼ぐのか)、原価はいくらで販管費はいくらか?それぞれの経費の詳細

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