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私の成功を台無しにしたもの

FROM ボブ・バーグ

私は、正直に言えば未来を予測することについてはあまり得意ではなかった。1990年代の私は、インターネットがここまで一般化するなんて「有りえない」と考えていたくらいだ。

変化に恐怖を感じていた私…


そして私がそう考えていたのは、今になって思うと恐れがあったからかもしれない。実際にインターネットが普及したとすれば、それによって私はどんな変化に迫られるかということについて考えるのに、恐ろしさを感じていたのだ。

世の中に新しいものが現れたとき、それをあっさりと受け入れることができる人もいる。しかし、私はそういうタイプではなかった。新しいものが現れて、それにより自分が今持っているものが古くなったとしても、それを使い続けることを選ぶような人間だったのだ。

新しいやり方を提示されても「新しい技術なんてもってのほか」というように、それを学ぶのを億劫に感じてしまう自分がいた。だから、重い腰はさらに重くなっていたわけだ。

成功からゼロ状態に逆戻りした理由


さて、話を戻そう。1990年代の半ば、私はスピーカーとしてそれなりの成功を収めつつあった。これまでの自分のやり方で成功に近づけるものだと思っていたし、自信もあった。でも、あるときすべてが一変し始めたのだ。そのきっかけは、やはりインターネットの出現だった。

それまでの自分のやり方で満足していた私は、新しい潮流であるインターネットについて学ぶということをしなかった。単純に無視してしまおうと思っていたくらいだ。自分のクライアントが、そんな新しい技術を受け入れるなんて考えてもいなかった。

だが、そうして新しい波に乗ることを恐れているうちに、いつしか私が築いてきたキャリアは、ゼロに近い状態に戻ってしまったのだ。そこではじめて、自分も変わらなければいけないと悟った。確かに出遅れた感は否めないが、遅れてでもゲームに参加することができるなら、そうすべきだと思ったのだ。

変化に直面した場合にやるべき2つのこと


重要なことは、変化とはそれを好む・好まないといった個人の志向をはさむようなものではないということ。そして変化に直面した場合、そこには2つの道があることを覚えておこう。

1つは、新たな変化に「対応する」こと。もう1つは、さらに新たな変化を「予想する」ということだ。新たな変化を予想することができれば、次の一手をより強力なものにすることが可能であることは間違いないのだから。

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