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断られにくい頼み方3つのフレーズ

FROM ボブ・バーグ

「無理にとは申しません」

「今、よろしければ、ちょっとお話させていただきたいのですが」

「ご都合が悪ければかまいません」

これらのセリフは一見すると逆効果に聞こえるかもしれないが、実は頼み事をする時に大きな効果を発揮する。なぜだろうか?それは、こちらが相手を説得しようとするとき、相手は無理やり何かをさせられるのではないかプレッシャーを感じるからだ。そのため、相手は自分の身を守ろうとして敵対的な態度を取りやすくなる。そう、つまり、こちらのことを敵だと思ってしまうのだ。

相手の敵意を取り除く方法


だが嬉しいことに、これに対処する簡単な方法がある。誰かに何かをして欲しいが、無理やりさせられていると感じて欲しくないなら、冒頭の3つのような言い方で”それをしなくてもかまわない”ということを、はっきりと言葉で伝えることだ。

これは、相手のために逃げ道をつくっておくとも言いかえられる。そうすれば、相手はあなたに対してプレッシャーを感じずにすむ。

たいていの場合、押しつけられたものには反発したくなるのが人間の性だが、自由に選んでいいとなると、反発する必要性を感じなくなる。つまり、相手のために逃げ道をつくっておけば、逆に相手は逃げ道を選ぶ必要性をあまり感じなくなるということだ。

相手に選択肢を与えて、相手の立場を尊重しよう


もしあなたが相手のために逃げ道をつくっておくことでプレッシャーを取り除くことができたならば、それは相手の立場を尊重したということである。これは相手を追い詰めるよりもはるかに素晴らしいやり方だ。なぜなら、あなたは相手があなたの提案に応じるかどうかよりも、相手を人間として大切に思っていることを暗に伝えているからだ。

それでも、相手に逃げ道を与えてしまうと、「ノー」と言われるだけだと思う人も多いかもしれない。だが、ここでもう一度よく理解して欲しい。相手のために逃げ道をつくっておくのは、相手にそれを使うためではない。ここでの目的は、相手に安心感を与えて逃げ道を使う必要性を感じなくさせることなのだ。

もちろん、相手が逃げ道を使うことが自分の最大の利益になる、と感じれば、そうするだろう。しかし、たとえあなたが逃げ道を作っておかなくても、結局相手は同じことをするはずだ。いずれにしろ、相手に決めてもらうことが重要なのである。あなたの要求を受け入れてもらう可能性を高める最善の方法は、無理にそれをしなくてもいいという選択肢を相手のために準備することなのだ。

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商談では、これをすると相手が営業マンに反感を抱いてしまう可能性が高くなります…

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