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読書に目的なんていらない

どうも!!
娘にビブリオバトルを挑まれてちょっと困っている48歳(2児の父、会社経営)です。

ところで皆さん、読書お好きですか?

「昔は好きな本を読んでいたけど今は時間がとれなくてね。仕事のために読むくらいかな。」

って人多いんじゃないですか?
何らかの目的をもって、そのノウハウや知見を得るために本を読む。
まあ、僕も似たようなものですが…。

でも、目的のない読書、「単に読みたい」というためだけの読書。これ、実によいものです。
そういう純粋な欲求に基づく行為にこそ、実は未来の目的のタネが宿っていたりもします。

僕も「目的がある読書」が多かったんですが、先日、小5の娘からある本を勧められました。

「お父さんにお勧めの本があったから図書館で借りてきたよ!! お父さん、言葉が好きでしょ」
そういって渡されたのがこの本。

「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」という本です。

娘の「お父さん、言葉が好きでしょ」というお勧めワードの鋭さもあって読み始めたら…本当に久しぶりに夢中になって読みました。

無類の読書好きの「おじさん」とその小さな友人の小学生との日々の会話やふれあいの中でいくつもの詩が紹介され、ページを追うにつれて、言葉とはなにか?、言葉を感じ取るとは?、みたいな問いが深まっていきます。

読んでいて気づくのは「言葉」が思考にもたらすマジック
言葉は比喩だったり概念を結合させることで、現実には両立しえないこと、接続できないことをつなげることができる。

そんなマジックは言葉に触れるものの知性を深める。思考の枠を解き放って様々なことに想像を膨らませていけるようになる。
そんな言葉の世界、言葉が紡がれるさまをただ楽しむことができるということも人間の知性そのものなのではないかと思います。

この本のタイトル「ぼくがぱちんとゆびをならしてきみがおとなになる」というフレーズの中には「こどもは魔法にかけられたようにあっという間に大きくなっていくもの」という意味が込められています。
まさにそのとおりですよね。

そして、多感な頃に出会った言葉で養われた感性は人生を鮮やかに彩っていきます。
でも、多感な頃を過ぎ去ったとしても、読書によって人間は自分の人生の豊かさや可能性をいつまでだって増やしていけるものです。

そんな読書を楽しむために、読書のプロと一緒に今度イベントを開催することになりました。

ゲストは集英社のたいらあすかさん、そしてフィラメントCCOの宮内俊樹さんです。

皆さんも、ぜひ我々と一緒に「目的志向ではない読書」を楽しんでみませんか?

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僕たちの会社、フィラメントでは「よりよい未来をつくりたい」人たちとつながるための「QUMZINE」というメディアもnoteでやっています。
今と未来を面白がれるようにするワークスタイルや仕事のヒントになるような発信をかなり高頻度でやってますので、ぜひフォローしてやってくださいまし。
僕はモティロンうちのメンバーそろって小躍りするほど喜びますので~


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