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「買ってよかった」を書く〈2〉

前回の記事のあと、普段使っているSNSにnoteのことを報告したところ、折に触れてみんなが読んだよ~と声を掛けてくれて嬉しかった。

共通の関心、即ち趣味の話題でなければ聞いてもらうのも悪いかなと思っていたが、おそらくは「その人自身」への興味というのも十分読んでもらう動機になるのだなぁという気づきがあった。

考えてみれば、私も身近な人たちの話はちょっとしたことでも興味がある。仕事の悩みや生活の工夫、最近ハマっているものなど、すべてが自分と重なって共感するような内容ではなくても、その人の人となりがわかる話はおもしろい。

あわよくばみんなも触発されてそんな話を聞かせてくれないかなぁと思いつつ、前回は衛生面で管理が楽なものを選んだので、今回は使い勝手のよさから「買ってよかった」を2つ紹介したい。


マーナ 極しゃもじ プレミアム

ごはんをくっつきにくくするためにエンボス加工が施されているしゃもじは少なくないが、実家にいた頃から今に至るまでこれほどスルッとごはんが掬える・離れるものは使ったことがない。

先端が薄い作りになっているため、釜のカーブにもよくフィットし、ごはんとの隙間にすっと差し込んで一粒残らず掬い上げられる。あまりにもくっつかないので、茶碗によそうときにこぼさないよう気を使うくらいだ。

今まではエンボス加工のものでも混ぜたりよそったりしているうちにくっつくようになってしまうので、適時水に濡らしながら作業していた。このしゃもじは使い始めから終わりまでそういった手間が全然ない。自宅でごはんを炊く頻度が高いほどこの楽さが実感できると思う。


マーナ Shupatto コンパクトバッグ

レジ袋有料化、エコ意識の高まりに伴いすっかりポピュラーな存在となったエコバッグだが、使用後に毎回畳むなんて面倒くさいしレジ袋を買った方が煩わしくなくていいと思っていた。

しかし、このShupattoシリーズは単なる「レジ袋の代替」とは違った、むしろこちらを使ったほうが楽だと思わせるよさがある。

まず一番の特徴である畳みやすさだが、これが本当に早い。両端を引っ張ったらあとはパタ→パタ→クルッでまとまる。慣れたら5秒である。よくあるエコバッグやレジ袋の、綺麗に広げて折り目を揃えて……という工程と比べると劇的な早さだ。服さえろくに畳まない私にはここがまず最高だった。

次によかったのがコンパクトさ。レジ袋を使っていた頃は小さく畳んだりせず、適当に縛ってまとめていた。これが結構かさばる。1枚数円のものなどその都度捨てればよいのだが、もったいなくてつい溜め込んでしまう私はよく収納場所を溢れさせていた。次の買い物に利用しようと持ち出すときも鞄の中でかさばるし、ビニール袋はガサガサと音が立つ。その点、電子決済用のスマホとShupattoをポケットに入れてさっと買い物に出られるのは身軽でいい。

そして何より驚いたのが物の入れやすさ。Shupattoは風呂敷を広げたように口が広い。幕の内弁当も大容量の肉のパックも横向きのまま持ち運べる。これはコンビニなどで使われている弁当用のレジ袋を想像するとわかりやすいかもしれない。しかも弁当用と違って立体的に成型されているわけではないので、ペットボトルや牛乳パックのような縦長のものを入れれば縦向きに、入れたものと量に応じて形が沿う。荷物が少ないときは最小限の大きさにまとまり、多いときは見た目以上によく入るので、あらゆる買い物に対応できるところがよかった。

サイズはいくつかラインナップがあるが、コンビニでのちょっとした買い物や数日分の食材などは「S(7.5L)」にだいたい収まる。一週間程度のまとめ買いでも「M(15L)」で足りなくなったことはない。SとMを併用すればかなりの容量になるだろう。

注意すべき点としては生地の薄さだろうか。耐荷重がそこそこあるので詰め込みすぎの心配はさほどないと思うが、先端や角の尖ったものをぎゅうぎゅうに入れるのはおすすめできない。

私はそれで底の辺りにひとつ小さな穴を開けてしまった。重いものを入れたらそこから裂け目が広がっていくのではないかとハラハラしながら使っているが、今のところ穴が拡大している様子はない。逆になんで?

1枚数円のレジ袋と比べてしまうと決して安い価格ではないかもしれないが、使い勝手の面でとても優れているので、エコバッグを検討している人はぜひ候補に入れてみて欲しい。

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