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ポテトサラダの作り方。

 それにしても、ポテトサラダの作り方ですけど、YouTubeとかだとものすごい数の「ポテトサラダの作り方」のレシピが出てきます。
別に検索したわけでないんですけど、料理関係の動画とか見てると、なぜかでてきてしまうという…。それぞれにけっこうな閲覧数を誇ってて、そんなにみんなポテトサラダの作り方が知りたいのか~。とか、感心しています。

 っていうか、結局のところジャガイモをふかしてマヨネーズで和える。ってだけの料理のような気がしますが…。

 そういえば以前に子づれの若いお母さんがスーパーでお惣菜のポテサラを買おうとして、じいさんに「ポテサラくらい自分で作れ」と言われた!とかいう事案が炎上したことがありました。

 ポテサラを作るのは大変なのを知らんのか!とか言う人が多かったんですけど、ぶっちゃけ正直なところ、目玉焼きに次ぐくらい簡単な料理だと思います。そのお母さんも、簡単な料理なのに総菜買って後ろめたい…とか思ったから傷ついんだと思うので、そこんところは論点がずれてるんじゃないかな?とかは思いました。
 (じいさんの擁護をしてるわけではありません)

 そんな簡単な料理ですけども、こんなにみんなして作り方を見てるんだな~とか感心しました。ってことは、ただ「ジャガイモをふかしてマヨで和える」以上の味をみんな求めてるんですかね?

 それでなくてもみんな大好きなポテトサラダなのに、そんなに美味しくしてどうすんの!!
 食べ過ぎて太るだけじゃないかっ!!
(美味しいものは脂肪と糖でできている)

 あんまりにもしょっちゅう出てくるので、そんなに画期的に美味しくなる一つ上の技があるのかな?と思って、試しに動画を見てみたんですけど…。
 味の素につぐ味の素です。グルタミン酸ナトリウムの嵐。最たるものは、あらかじめマヨに顆粒のコンソメを入れて、そのあと和えるときにも味の素を振りかけろ。そして「レンチン」ってやつでした。

 いやいや、そもそも市販のマヨ自体に味の素系のやつがふんだんに入ってるし、顆粒のコンソメにも入ってるんとちゃうんかいな。
 確かに、味の素で画期的に美味しいかのような気分になるのは知ってますけど、なんかそれ…。

 あれじゃないのかな。いつものポテサラが画期的に美味しくできない理由は、じゃがいもの「レンチン」が最大の犯人じゃないかと思います。レンチンでじゃがいものポテンシャルが30%ぐらい落ちるんじゃないんですかね。そのせいで、味の素を補填しなきゃなんないんだと思います。

 本格的なお料理教本だと、「じゃがいもを丸ごと皮つきで茹でなさい」ってでるんですけど、じゃがいもを丸ごと皮つきで茹でると30分以上かかります。かといって、半分以下にジャガイモを切って茹でるとどうしても水っぽくなる。レンチンだと半分に切って5分ぐらいですかね。
 30分以上火にかけるって、ときどき鍋を確認しなきゃいけないし、こんなだと、よっぽど暇な人しか作れません。

 私はジャガイモを皮つきで四分の一ぐらいに切ってにんじんと一緒に蒸しています。これだとだいたい10~15分ぐらいです。タイマーをかけて火にかけて放置です。いい匂いがし出したら鍋を確認しに行きます。水っぽくならないし、じゃがいものポテンシャルを損なうことはありません。
 にんじんはすごく甘くなるので、ポテサラに加えれば砂糖を添加する必要もなしです。

 やたらなグルタミンの添加をするより、ずっと簡単にすっきり美味しくなるんですけどね…。
 ま、でも、いつものレンチンで作るポテサラも普通に美味しいので、そんなに美味しくしてデブ促進剤のポテサラ、あえて作る必要ないんじゃないかしら。

 もっとも、動画を見たって本当に作るやつさほどいない説だと思うので、ただ単においしいポテサラの動画を見たいだけの人が多数いるのかもしれません。
 
 

 
 

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