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夏の終わり

さよなら夏の日

今年は台風が全然来ない年だねなんて言ってた夏。
ここに来てようやくと言うべきか招かねざる大型台風が猛威を奮っている。
台風前後の気圧の変化からか体調も思わしくないが
幾分涼しく感じ季節の変わり目を感じている。
そしてそんな夏の終わりにいつも思い出す曲がある

フリッパーズギター「ドルフィンソング」【1991】【19歳】

The Beach Boys「God Only Knows」のイントロや「Heroes and Villains」(The Beach Boys)「Broken Arrow」(Buffalo Springfield)などのオマージュ的曲調はもちろん歌詞の最後に「ホントのこと知りたいだけなのに、夏休みはもう終わり」と歌われている。実際この曲をきくと大学生時代だった90sにタイムスリップ。当時一番入れ込んでいたバンドで最新のアルバムにしてこの物悲しい感じは何?一曲目にしてもう終わりなの?さすが今までにないところついてくるなーとトンガリ具合を感心していたのも束の間。この後全国ツアーを待たずして本当に終わって(解散)してしまったのである。そして永遠の夏の終わりソングとして自分の中にインプットされてしまいました。

フジファブリック「若者のすべて」【2007】【35歳】

あの儚いボーカル代表志村氏の在籍していた時のフジファブリックの名曲。
コレも歌の中に夏の終わりが散りばめられている。真夏のピークがさった〜最後の花火に今年もなったな〜この曲ほど夏の終わりの物悲しさを語る歌はないんじゃないのかなぁ。いつまでも続くと思っていたあの夏休みの開放感。それがいつまでもは続かず穏やかにそしてそれは突然に現実を突きつけられる”あの時”を思い出させる名曲中の名曲です。

サニーデイ・サービス「One day」【2012】【40歳】

最初の遠くに聴こえた雷〜このフレーズだけでノックアウト。音が聞こえるか聞こえないか分からないほど遠くで鳴る雷。真っ暗な闇が雷で一瞬明るく光る。遠ざかる夏をもしくは遠くにある夏を感じる。そこにもう夏はないこの切ない感じそれはざわついた夏から落ち着いた感慨深い秋への季節の変わり目でもある。落ち着いて新しく何かを始めようかと言う気持ちのもさせてくれる。

最後に

この他井上陽水・安全地帯「夏の終わりのハーモニー」【1986】井上陽水「少年時代」【1990】サニーデイサービス「夏は行ってしまった」【2012】森山直太郎「夏の終わり」【2003】ミスチル「君がいた夏」【1992】RADWIMPS「セプテンバーさん」【2006】…あげればキリがないけれど大体共通して物悲しい曲が多い。刹那な夏を名残惜しむ気持ちはポピュラーミュージックのテーマになる程普遍的な心情なのかもしれない。

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