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10 Things That Coffee Has Taught Me (Part 2)

”なぜ日本語でこの感想文を書くの?”ー大学時代の友達に聞かれました。”最近日本語を勉強してよかったと改めて思えるいいことがあったから☺️”と答えました。実は記事取材のため、近所の洋服屋Kirin Tailorsさんで日本人の職人江利角先生に出会いました(また珍しいお名前!)。日本語ができるおかげで、初対面にしても、とても楽しい会話ができました。その翌日、職人文化セミナーを主催する大学の先輩に先生のことをすぐ紹介しました。次の週に先生が中国人の大学生向けに自分のことを語る初めての講座が開催されました😄。非常に有難いご縁ですと先輩が言いました。セミナーの後、先生とお店の仲間たちと一緒にお疲れ会もやりました、大好きなすき焼きでした。言葉が通じなければ、このような速い展開がなかなかできません。そして、先生もコーヒーが大好きです。東京の自由ヶ丘にある本店はコーヒーバーも設けてありますし、上海でも自分と同じく近所のコーヒー屋さんを通っています。ということで、日本語の担任先生への恩返しも含めて(変人と言われるほど物凄く厳しい先生でした😅)どこまで気持ちが表現できるかをこれを書くことによってチャレンジしてみたいです。前編はfirst try、こちらです。それでは引き続き、頑張ります〜

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甘えていいよ!

Melbourneでコーヒーを注文する時に、砂糖はいる?とよく聞かれます。Yesと答えるお客さんもよく見かけます。なんかここのコーヒー文化は英語のアクセントと同じ感じで、ちょっとあま〜い!とローカルの友達に言いました。その甘さを初めて感じ取ったのは、Mr. TulkのCappuccinoでした。

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コロナで、旅行が意外に無限延長となりました。State Library Victoriaこの聖地みたいな図書館には三月中旬まで、毎日行くようにしていました。いつも混雑しているMr.Tulk Cafeは同じ歴史建物にあります。ヨーロッパの街カフェのようないい雰囲気です。

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喉が渇いていると、水よりはコーヒーを飲みたくなるのはMelbourne暮らしの日常となりました。その日、昼過ぎに当日第二杯のコーヒーをMr. Tulkに決まりました。しかし、注文する直前にこのジュース・スムージーのメニューを見て、迷ってしまいました。

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それぞれ可愛い名前が付けられています。なるべく果物をいっぱい取ることは普段から意識しています。せっかくなので、コーヒーをやめようと思ったら、バリスタがそばに来てCoffee?と声かけてくれました。自分の思いを告白しましたら、「みんな美味しいよ!コーヒーもスムージーも、両方とも頼めば?自分を悩ませないで、up to you honey😉」とひと推ししてくれました。そっか、そうですね、ちょっと変ですけど、Sunny side upとCappuccinoを頼んでしまいました。

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そこで、今まで飲んだことない、このチョコパウダーをたっぷり入れた、甘いバージョンのCappuccinoがやってきました。美味しかった!カロリーはもうでもいいです。気持ち的にもリラックスできました。仕事が細くコンテンツやデザインを見つめて、油断はできないせいで、その厳しい目線はプライベートや自分自身にも延長してきました。パーティーが楽しく盛り上がったのに、食べ過ぎの罪悪感とか、Healthy foodieと言われつつ、こういう時の意識過剰とか、一々自分を追い詰める傾向があり、結局、緊張感が身に付いてしまうのではと、この変なコーヒーとスムージーの組み合わせを飲んでいるうちに、変に反省してしまいました。そのあと、半年もMelbourneに生活していました。Mr. Tulkであの店員さんのように、柔らかく包んでくれる人々の笑顔、話し掛け方、答え方はだんだん自分を変な緊張感から解放しました。家族や親友達に助けを求めたからこそ、自由自在の時間を過ごし、無事に帰国し、今上海の生活が再開できました。先日、紛失したと思った五、六年前に旧iPhoneで撮った写真を意外に発見しました。あの時、InstagramやVSCOなどもやり始めたけれども、人の評価や、なんの基準も気にしないまま、直感で撮った写真はあまりにもいい感じでした。今よりずっと上手だと思います。SNSに写真をあげるこの変な緊張感もそもそもいらないですね。

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甘えていいよって、ひとに甘えることだけではなく、まず自分に甘えて。そして、強いものだから、頼りになれるという学校や職場の教育で何となく覚えてきたことはちょっと違うかもしれません。柔らかくて周りをリッラクスさせる楽しい存在でありながら、芯の強い方に成長していきたいです、これからは。

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自分を信じて

Mount Marthaでは2ヶ月以上も暮らしていました。海辺まで20分ほど歩ける静かな住宅区です。ここで唯一のローカルカフェはMartha's TableというSafety Beachあたりはちょっと有名なイタリアン風レストランでもあり、近所の人たちに愛用されるGroceryもCoffee Barも付くお店です。

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Melbourneにいる後半は冬の季節に入って、特に海にも山にも近いここは風が強がったり、雨が降ったりします。ここには散歩の途中や寒い日の買い物など、ほぼ毎日通っていました。

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特別な時期で知り合ったのもありますが、数週間も立たないうちにお店の店員さんとはもうすっかり仲良い同士になっていました。特別な時期だったので、心がより広くなったような気がしていました。普通の日常にできないこともいっぱいできました。その中の一つは、この一杯でした。

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6月に入って、制限も緩くなり、晴れの日にはお店の前にコーヒーを買いにくるお客さんがいっぱい並んでいました。自粛制限が厳しくなってから、できるだけ、アパートでcapsule coffeeを飲んできましたが、久しぶりにここのコーヒーが飲みたくなりました。そして久々に自分でラテーアートを作りたかったです。

あの日の担当は、普段の仲良しの方ではなく、新人(自分にとっては)でした。彼女が自分のわがままを許してくれるかどうかは自信はありませんでした。レジに着いたら、素敵な笑顔で声かけてきた彼女に、自分でやりたいと勇気を出して、言えました。早速オケをもらいました。

カップを渡してきた時は、今度こそ、本当に緊張してきました。もう半年以上も練習していないので、失敗率が高すぎ。「Go for it girl!」そこで彼女は背中を押してくれました。そこで、妙に海辺に引っ越してから、自由にやってきた楽しいことをたくさん思い出しました。心も手も軽くなりました。集中して、一気にやり遂げました。結果は悪くないです😁彼女は自分より先に大声でやった!と喜んでくれました。「なかなかいいじゃないか?!自分を信じてー!」と彼女の言葉がその時の自分に何より必要でした。

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学校のオファーが来た夜、またお店にお祝いのワインを買いに行きました。オファーが来たというgood newsは仲良しのイタリアン人の店員さんにその場で伝えました。彼女は親、アパートの前に犬の散歩で通り過ぎた若いカプール、コーヒーで知り合った特別な海外の友達の次になる面白い順番でした😄

お店を出る前に彼女にちょうど1年前にDesign Thinkingの大手コンサルティングで面接を受けたことを話し出しました。ニューヨークの旅行中に偶然募集情報がウェブで見かけて、近くのコーヒー屋さんメールでCVを作り、送りました。翌日にいい返事が来て、帰国してすぐ人事部との電話面接を経て、直接中国の第一責任者GMとの最終面接と進みました。思っても見なかった早い進展でした。GMとの面接は1時間ほどかかりました。自分はちゃんと自信を持って、ナチュアルなパフォーマンスができたと思いました、人事部の方も間違いなくオファーがすぐ決まると励ましてくれました。しかし、2週間後に来たのは淡々とした不採用のメールでした。「Not senior enough」 人事部の方がプライベートで教えてきたあのGMのコメントでした。Seniorって経験のこと?それとも年齢?どう理解すれば、適切なのか納得できていないままでいました。それで今Design Thinkingの修士コースに。ちょっと複雑な気持ちを店員さんに打ち明けたら、「自分を信じて!面接はそんなもんですよ。あのコメントは忘れてください〜別に意味なかったんでしょう、考える意味がないですよ」と彼女の言葉、また、その時の自分を救ってくれました。やっとあの悔しさとケジメをつけました。

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上海に戻って、落ち着いたら、あの大手コンサルティングに勤めている友人と再会しました。これを思い出話として彼女に話したら、「あの店員さんは正解でした。初めてのマーケティングポジションだったので、あの時、どういうタレントを求めていいのかはボスには分かりませんでした。だから、どういう基準でRikaを評価するのも分かりませんでしたよ!あのコメントは適当でした笑」

周りの雰囲気や見守ってくれる人たちや手作業なりの誤差などを心配するより、自分を信じて集中することだけは、自分でコントロールできること、それにもっとも信用できることーこれを教えてくれたのはあの自分で作ったラテーでした。自分を信じてーこれは今でも毎日冒険のようなNew Normalには貴重な言葉です。

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