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自分ひとりで選択できることってないんじゃない?- 秘密結社「喫煙所」(12通目)

この記事は、素直さと向き合おうとしているふたりが、答えのないことを問い続けていく文通マガジン『秘密結社「喫煙所」』の第12通目です。お互いの記事を読んで、文通のように言葉を紡いでいきます。
秘密結社「喫煙所」

ヒロさんへ

人はどうやって選択しているんだろうね。

「このままじゃ嫌だった」
「周りと違くても自分に素直に生きたい」

わたしの場合は、そう思って大学をやめたわけだけど「自分1人で選択してきたのか?」と改めて思い返せば、全くそうじゃない。自分の中で答えは決まっているんだけど、やっぱり不安も多少はあるから信頼できる人に話してたんだよね。

「タオがそうしたいならそうしたらいいと思う。わたしはタオの味方だから」って言ってくれた友達がいて、それで決心がついた。

思い返せば、話を聞いてくれる人がいて、後押しされたことはたくさんある。そういう人がいてくれたおかげだし、いなかったら選択できていなかったんじゃないかなと思って。

今月、友達2人に「やりたいことがあっても1人じゃ選択できない」って言われたの。自分の選択は必ず誰かの影響がある。前回話した自立の話に少し近いかも。

自分ひとりで選択できることってないのかな? ヒロさんは自分を振り返ってみて、どう思う? これまで色んな選択をしてきたと思うから、聞いてみたいな。

こうやって思うのも、ここ数ヶ月で人と関わりを増やしていって、自分の変化を感じることが多かったからなんだ。コミュニティに参加したり、コーチングを受けてみたり、インタビューをしたり。人からの影響って絶大なんだね。

最近は、思いがバラバラと散らばっているから内側に潜る日々が続いてる。人と話していて言葉が詰まったり、出てこないことがもどかしいけど、それでも聞いてくれる人がいるから「うまく話せなくてダメだな〜」と思うこともなく、孤立感も抱かずにいられている。ありがたいなと思うばかりです。

* * *

子どもってええよね〜。

ヒロさんがお勧めしてくれた『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』を途中まで読んでるんだけど、むずかしかった(笑)。よくお互いがお互いの言葉を理解できるなと……(笑)。わたしは、まだまだだね。


【前回の問いとアンサー】


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