オルタナティブとは、な

オルタナティブ、ことオルタナティブロックとはなんぞや論は僕らの世界では日常的に交わされその答は依然ふわりとしたままだ。

本来的な意味からすると「代替的な」となるし、別意では「慣例的ではない」と訳される(後者はあまり使われないようだがようしらん)。

一つの見方として、メジャーシーンなどの商業的メインストリームを主流とする場合の「亜流」とされるらしく、所謂アンダーグラウンドシーンを指すようである。しかしながらあくまで「一つの見方」であり、その音楽がいかなる音楽かというものを指すには充分ではない。

音楽を歴史を通じて見た場合、ソニックユースなどがかつてオルタナティブと括られていた時代から、きっかけを掴んだ多くの似た種類のバンドがメインストリームに押しあがった事で、その音楽性、ジャンルもオルタナティブと呼ばれるようになったようだ。

しかしその時期に押しあがったたくさんのバンドが多様過ぎて、結局オルタナティブとはなんぞやとなってしまったと推測出来る。

故に90年代あたりに思春期や青年期を過ごした人々にはなんとなし色濃く「オルタナってこうでしょ」的思考が伺えるし、その時代をフォロワーとして過ごした新しい世代の人々にはもう少し広く多様性のある思考が伺える。

凄くざっくり言うと、オルタナとはこうだという頑固な思考とオルタナって広いよねーという頭の柔らかさの双方がオルタナティブを定義していて、全方向的に見た場合、その双方がぐしゃぐしゃと入り混じったマーブル状のものを俯瞰してオルタナティブと総称していると言える。

とはいえ、厳密にいえばオルタナティブとはジャンルではなく「史実」である。しかしそれをジャンル化してしまっているのも一つの文化である。だからといってジャンルや音楽性をオルタナティブとしてしまうにはその姿形が曖昧過ぎるのだ。だから困るし厄介なのだけれど、、、そうだ、どう扱ってよいかわからない厄介者なのだけれどしっかり存在してしまっているものを「オルタナティブ」とすれば良いのでは。。。。。。。。。堂々巡り(ふりだしに戻る)

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