マガジンのカバー画像

硯考

23
硯と磨墨のしくみ
運営しているクリエイター

#習字

硯考 書と禅

今回は大森曹玄 著「書と禅」を参考に気韻生動について考えてみます。 大道に入る門はなく、…

めばる
1か月前
6

硯考 淡墨で交差する順序が書き順と逆になるのはなぜですか。その2

前回の実験では枯墨(製造後約20年経過)を使用しました。 その結果、淡墨で交差する順序が書…

めばる
2か月前
3

硯考 淡墨で交差する順序が書き順と逆になるのはなぜですか。その1

今回は、淡墨の線が重なるとき先に書いたほうが上に見えるのはなぜですかというご質問がありま…

めばる
2か月前
4

硯考 書の線質について

書の線質とは何かについての話から、先生はこういう引用をされました。 「神気骨肉血」 これ…

めばる
2か月前
6

書道について

今日は私の学びの一つ書道について考えてみたいと思います。 写真は、今月の課題を書いた習作…

めばる
3年前
9

書とは何か

今日は書とはなにかについて考えたいと思います。とは言っても、まだまだ修行中の身であるため…

めばる
3年前
13

書道における筆蝕とはなにか 石川九楊の筆蝕理論の考察

2022.11.13作成 石川九楊 著作集 別巻Ⅲ 「遠望の地平 未収録論考」 ミネルヴァ書房 を参考にしました。 このぶ厚い本は内容が非常に濃いものですから、読むのに2週間を要しましたが、得るものは果てしなく膨大なものです。この中でとくに筆蝕についてスポットを当て理解を深めようと思います。 Pは引用の該当ページ、■は、めばるの考察です。 P23 筆と紙の間に働く力「筆蝕」は、自己と他者の接触感覚とその痕跡に他なりません。書字って、手によって刻む自他、社会関係

端渓硯 坑仔巌 その1

坑仔巌 先日、大手の書道具通販メーカーSにて購入した坑仔巌硯です。早速、硯の見本と照合確認…

めばる
4か月前
4

「継続は力なり」の考え方

「継続は力なり」ということばがあります。由来は、諸説あるようです。その中でも有力なのは、…

めばる
4か月前
6

硯考 漢字用とかな用の墨

今回は、かなに漢字用の墨を使うとどうなるかについて考えてみました。 漢字用として古梅園の…

めばる
3か月前
6

硯考 すみすりの効用

すみすり   すみすりとは墨を磨ることである。書を書くという道は「すみすり」から始まる。…

めばる
4か月前
8

硯考 なぜ濃墨をうすめるのですか?

今回はすみすりのはなしです。 墨を磨るときに、濃い墨を磨ってからうすめるようにとよく言わ…

めばる
4か月前
9

硯考 書道と心技体

「心技体」とはその言葉の通り心、技、体、(メンタル、テクニカル、フィジカル)三つのバラン…

めばる
3か月前
8