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DATA Saberプログラムで学んだこと 【Tableau日記】

今回は、私が現在取り組んでいるDATA Saberプログラムについての紹介と、取り組みが終盤に差し掛かってきたので、初めてTableauに出会ったときからの変化についてお伝えしようと思います。
今回は目次も用意するので、気になるところから読んでいただければと思います。

DATA Saberプログラムとは?

かつてMaster KTのもと開催されたTableau DATA Saber Boot Campを卒業した者に与えられた称号。
このプログラムはData Driven Cultureを広めるための包括的な知識を3か月の短期間で体得する過酷な試練であった。

自分の師匠がDATA Saber(当時はJedi)になられたときは、3ヶ月間の水曜日午後の時間を全て使い、ホームワークと合わせながら短期間で知識を体得する試練であったようです。
その卒業生がKnight of DATA Saberとなり、私のような弟子をとってデータドリブンカルチャーの啓蒙活動を広げていく営みになります。

そもそもDATA Saberプログラムとはどんなものでしょうか?
ホームページには、次のように書いてあります。

データを通して世界を理解し、それを人に正しく伝える努力を怠らず、
人の心を動かし、行動を促す。これがDATA Saberである。

ここには3つの要素が書いてあります。

1. データを通した世界の理解

まずはTableauがBIツールであることから、データを通して世界を理解することが大きな目標になります。技術力はここに含まれており、単体では基本的に役に立たないデータをどのように分析するか、欲しいデータをどのように創り上げるかという部分になるでしょうか。まずは、自分が分析したいことを表現できなければ意味がありません。

2. 人に伝える努力を怠らない

この取り組みに参加して思ったことは、人に伝えることの難しさと重要性についてです。実際にダッシュボードをたくさん作り、Make over Mondayにも挑戦して師匠はじめ一緒に取り組む仲間に見てもらったところ、自分では気づかない視点や分析方法を指摘されることが多々ありました。結局自分で作っているのは自分が満足するだけのものになってしまっており、人に意図を伝える、そしてアクションまで繋げなければ意味がないということを実感しました。

恥ずかしながら2020年になるまでBIツールというものの存在を知らず、研究室で取り組んでいた、Pythonによる実験結果の解析・可視化しかしたことがないような状態でした。ビジネスにおいていかに分かりやすく、簡潔に伝えるかの重要性を学習させてくれたのはTableauに出会ったおかげだと思っています。

3. 人の心を動かし、行動を促す

2番目の項目ともかぶりますが、ただダッシュボードを見せるだけで「綺麗だね〜まとまってるね〜」で終わっては何の意味もありません。すごく時間をかけて凝ったダッシュボードを作成しても伝わらなければ意味ないし、逆にシンプルなものであっても伝わることが大切です。その分析から何が言えるのか、アクションにつなげてもらえるかが重要です。真の目的はきれいなダッシュボードを作ることではなく、その背後にあるメッセージを適切に伝える、理解してもらうことのはずです。
(もちろん、理解してもらえた上できれいなダッシュボードであればベストではあると思います。)

現在自分は機械学習も学んでいますが、ただ分析して「○○が言えました」で終わるのではなく、そこから経営判断や意思決定のサポート、今後の戦略など仮説の検証まで出来て初めて分析に価値があるのだと痛感しました。ただ技術をこねくり回すだけにとらわれない、新しい視点を得ることが出来ました。

取組内容

今回このプログラムに取り組むにあたって、以下の試練を3ヶ月以内に終了することが求められました。

・技術試練
全10課題(1課題あたり10問程度)を全て満点でクリアすること
→師匠や仲間の力も借りながら、1ヶ月半程度でクリアできました。
(Tableau Onlineを全部受講し、本も買って一からやったのでかなり時間がかかったほうだと思います…)

・コミュニティ試練
パブリックおよび組織内にTableauカルチャーを広めること
→パブリックでは、このようにブログでの発信やVizを作成して投稿といった内容、組織内では組織内のServerにViz共有やユーザ会の実施、実務での分析案件の実施などがあります。
私は案件に携わるチャンスはなかったため、noteやTwitterを使った発信、Vizを作って投稿しまくるということを行いました。

このコミュニティ試練において、TECH PLAYでKTさんの講演にVizを応募、生でレビューしてもらえたり、知らない人にこのnoteやVizを見てもらうなどかなり刺激的な取り組みをすることが出来ました。発信がすごく重要なこの時代で、前の自分では取り組まなかったであろう貴重な経験をしました。

終わりに

今回このように師匠に教えて頂く機会に恵まれ、データとは何か、どう見せればいいのか、どのように周りを巻き込んでいくかなど多くのことを学ぶことが出来ました。特に、「データ」に関わって仕事をしていきたい自分としては大変興味深く、新たな発見も多くありました。自分の考え方や行動が確実に変わったという実感も持てています。

もしチャンスがある方がいましたら、是非挑戦していただければと思います。
そして自分がKnight of DATA Saberに認定されたら、データドリブンカルチャーをどんどん広めるべく弟子をとって、育成にも挑戦できればと考えています。



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