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「かけがえのない4年間」 大槻茉穂

平素より東京学芸大学蹴球部を応援してくださり、誠にありがとうございます。
この度卒業Diaryを担当させていただきます、A類幼児教育選修の大槻茉穂です。

まずは、としからの質問に答えていきます。

①大学に入って一人暮らしを始めたと思いますが、次の物件探しの時ここだけは譲れないっていう条件を教えてください。
部屋の綺麗さです。大学生活の中で3回も引越しをしてきましたが、次はめちゃくちゃお洒落な部屋にしようと思っています。

②みんな好きだけど、私は苦手っていう食べ物ありますか?
みんな好きかは分からないけれど、うにが苦手です。基本的に変わってる食べ物はあまり好きじゃないです。

③昇格決定戦はもちろん印象に残っていると思うので、それ以外の試合で印象に残った試合を教えてください。
今シーズンの都リーグ第2節、朝鮮大学戦です。私自身半年ぶりの部活で、開幕初勝利となる試合だったため、とても印象に残っています。



それでは本文に入ります。


蹴球部での4年間はあっという間でした。初めて試合を見に行った日が、昨日のことのように思い出されます。
私は、蹴球部がどんな部活で、どのくらいのレベルなのかもよく分からずに入部しました。入部した理由は、自分自身は運動ができないけれど、何かスポーツに関わりたかった。サッカー部のマネージャーに何となく憧れがあった。先輩たちの話が楽しそうだった。・・・など様々な理由が重なり入部を決意しました。
そんなサッカーをよく知らない私が、4年間部活を続けてこられたのは、間違いなく蹴球部で関わった全ての人のおかげです。


入部当初、これまで女子だらけの集団で部活をしてきた私は、男子しかいない環境に困惑していて、とても不安でした。初めは、グラウンドに入るだけでも緊張していました。そんな中で、部活に慣れることができたのは、先輩や同期のおかげでした。

楽しい4年間でしたが、時には悩むときもありました。周りを見ると、部活をやっていない子は沢山旅行に行っていたり、勉強していたりと、大学生らしいことをしていて、好きなことに時間を使えて羨ましいと思ったこともあります。でも、その考えは変わりました。他の事はこれからだってできるけれど、蹴球部のマネージャーをできるのは、今しかない。だからこそ、全力で部活をしたいと。また、選手たちの姿に刺激をもらったことも沢山ありました。選手は、マネージャーの私より何倍もサッカーに費やす時間が長いのに、サッカー以外のやりたい事、やらなければいけない事をしっかりとやっていました。大学生の4年という時間をどう使うかは、全て自分次第だと感じました。



4年間の中での最も大きな出来事は、昨シーズンの関東リーグ降格、そして今シーズンの関東リーグ昇格です。降格が決定し、今シーズンのチーム目標を『関東リーグ復帰』としました。しかし、昇格までの道のりは本当に厳しいものでした。昨年の3月下旬、練習が中止となり、約半年部活ができませんでした。本当に試合ができるようになるのかどうかも分からない状態でした。そして部活が再開しても少人数での練習となり、マネージャーは練習に行けず、もどかしさでいっぱいでした。
やっと試合が始まり、みんなと会えた時は本当に嬉しかった。部活ができることがこんなにも嬉しいことだと初めて知りました。初めの頃は、部員も応援に行けず、また今までのように声を出して応援することもできなかったけれど、試合ができること、それだけで本当に有り難いことでした。

都リーグを2位で通過し、関東大会が始まりました。勝ち続けなければいけない試合は、物凄い緊張感でした。
そして関東リーグ昇格決定戦は、今まで経験してきた中で一番緊張した、一番思い出に残る試合でした。
1-0で勝っている中、PKで1点を奪われたとき、不安がよぎりました。でも私は、信じ続けることしかできません。試合中はずっと心の中で、「絶対関東リーグに昇格する」と言い続けていました。慌ただしく延長戦に突入し、97分、立一がゴールを決めたときは言葉にならないくらい嬉しかった。本当に嬉しかったです。
そして3点目が入った後は、一分おきに時計を確認していました。やっと試合終了のホイッスルが鳴り、みんなが喜んでいる姿が今でも目に焼き付いています。こんなに嬉しい瞬間はありませんでした。間違いなく、人生で最高の日でした。こんなにも心が動かされる経験ができたのは、ピッチで走り続けてくれた選手、ピッチに鼓舞しながらアップし続けたベンチの選手、応援し続けた部員のみんな、スタッフの方々、応援してくださった保護者の方や、蹴球部に関わる全ての方々のおかげです。こんなに素晴らしい経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

一年前の部員ブログで、「みんなで笑って終わりたい」という願いを書きました。その願いが実現できて本当に良かったです。
笑って引退出来て、みんなで嬉し泣きして、本当に幸せでした。




最後に、この場を借りてお世話になった方々へ感謝を伝えさせてください。

同期へ
私は、みんなだったから4年間続けることができました。初めから仲が良くて、仲が良いだけじゃなくて意見も言い合って、チーム愛に溢れるみんなが大好きです。ありがとうといつも言ってくれるけれど、感謝を伝えるのは私の方です。みんなに何度も救われました。4年間本当にありがとう。これからもたくさん集まりましょう。

後輩へ
後輩だからといって受け身にならず、一人一人が自分のできることをしようとしている姿が印象的でした。試合が終わると、いつも試合の振り返りを率先してやっていて、後輩だけれどとても尊敬しています。みんながいたから一年で関東リーグに復帰できました。本当にありがとう。卒業しても応援しています。

先輩へ
沢山話しかけてくれて嬉しかったです。先輩方がいたから、部活に馴染められて、部活が楽しいと思えました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

マネージャーの先輩方へ
何もわからない私に優しく教えてくださり、沢山話をしてくださいました。感謝してもしきれません。今でもずっと先輩方を尊敬しています。はるかさん、よっしーさん、ももこさん、本当にありがとうございました。

マネージャーのみんなへ
みんなの成長は凄いです。ピッチ内外で、自分で考えて動く姿に私も刺激をもらっていました。またこの4年間で、広報がどんどん成長していて、みんなならもっともっとより良くしていけると思います。これからもずっと応援しています。今まで本当にありがとう。


関わってくださった全ての方々、本当にありがとうございました。


大槻茉穂

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それでは明日の南帆に質問をして終わりたいと思います。
①学連での1番の思い出は何ですか?
②好きな芸人とそのネタは?
③4年間埼玉から通っていましたが、長時間通学で良かった事と大変だった事を教えてください。

#紫志尊々 #jufa #大学サッカー

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