見出し画像

「夢を叶えられなかった今思うこと」 4年 服部遼太郎

まず、昨シーズンの1年間、蹴球部を応援してくれた方に感謝を伝えたいです。
ありがとうございました。
今後も後輩たちの頑張りに注目してほしいなと思います!



それでは、立一の質問に答えたいと思います。

1.いろいろと大変なシーズンでしたが、キャプテンとして、一番大変だったことは何ですか?

事務関連の仕事です。コロナの影響で学校に申請したり、名簿を作成したりと1番大変でした。

2.世間ではコロナ別れというワードをよく聞きましたが、遼太郎はどうでしたか?

そのワードとは無縁でしたね。笑

3.学年と学科の同じで仲の良い大河(4年内海)との1番のエピソードを教えてください。

思い出に残ってるのは、たいがが浪人していて年が1つ上だったという事実を入学して半年後ぐらいに知って驚いたことや、僕よりGPAが低かったことや、僕より単位を落としていることが、今思い浮かんで書きました。でも、1番お世話になったと言っても過言ではない存在です。




最後のブログは「夢を叶えられなかった今思うこと」を書いてみました。

4年間でいくつかのブログを書いてきたものの、あまり文章を書くのがうまくなりませんでしたが、ぜひ読んでみてください。



小学1年生から始めたサッカー、おそらく小学校低学年からプロサッカー選手になるという夢を持ち始めたと思います。


プロサッカー選手になって多くの人から目標とされる選手になるという夢を持ち続けてサッカーに励んできた約15年間、時間やお金、全ての生活においてサッカーを中心に、誰よりも努力をすれば夢は叶うと信じて日々過ごしていました。


中学、高校のアカデミー生活では多くの選手がプロサッカー選手を目指していて、そういった選手と生活を共にしていたことや、元プロの指導者による指導によって、「プロサッカー選手」という言葉がとても身近になり、夢から目標へと自然に変わっていきました。


大学に入学するときも4年後に必ずプロサッカー選手になるという強い覚悟を持って臨みました。


前回のブログ等でも散々書いていますが、大学に入学する前の大学の練習で膝を怪我してしまいました。

ただ、怪我をしてもしっかりと治せばまた全力でプレーできるという気持ちだったので目標を見失うことはなくリハビリに励んでいました。

ただ、リハビリの過程においてあまりうまくいかず大学3年まで復帰しては怪我をしての繰り返し、復帰しても自分の思い通りにプレーできず大学3年生の頃から正直、自分の中にプロサッカー選手になるという目標を持つことができなくなっていました。

それと同時にサッカーに対する姿勢や熱量が弱くなっている自分にも気づいていました。




僕自身、大学3年生の年、2019年の関東リーグから降格した日、選手としては終わりにしようと本気で考えました。

実際に同期やアカデミーの何人かにも相談しました。

ただ、仲間がかけてくれた言葉や来季のチームの方針を決めていく中で、自分を「主将」という誰でもが経験することができないチャンスを与えてくれました。

自分は最後の1年、みんなからの期待に応えたい、チームの目標を達成したい、最後にもう一度だけ自分のサッカーを信じて夢を叶えるために努力をしたい、という強い気持ちと目標を持ってシーズンに臨むことができました。




僕自身、これまで全てをサッカーに注いできたからこそ、サッカーを通してたくさんの人に出会うことができ、たくさんの素晴らしい経験ができ、サッカー選手としても人としても成長することができたと思っています。


そして、学芸大学に入学し、これまではサッカーに全てを賭けている選手ばかりが集まる環境に身を置いていた環境とは逆に、価値観や考えが異なる、いわゆる勉強に人生を賭けて大学に入学してきた人たちに出会い、僕自身また新たな価値観を自分自身学ぶことができたと思っています。


これを読んでくれている人に伝えたいこと、書いている自分に言い聞かせたいことはどんな環境を選択しても必ず良い出会いがあり、必ず素晴らしい経験ができ、必ず人として成長することができるということだと思います。

ただ、そのためにはどれだけ苦しくてもどれだけ大変でも自分が選んだ道に対しては精一杯取り組むこと。これが全てだと思います。

今までの僕の人生、サッカーに全てを注ぎ全力で取り組んできたからこそ、今の自分があると思います。

最後の試合でチーム、個人の目標を達成できたのもこれまで全力でやってきたからこそ、サッカーの神様がプレゼントしてくれたのかなと勝手に思ったりもしています。



そして、昨シーズン多くの人が主将として頑張ってくれたと言ってくれました。自分なりに主将として、そして目標を達成するために全力を注いできたつもりです。

ただ、自分の立場上自分の頑張りはみんなの目に見えやすかっただけであり、みんなの見えないところで多くの人の支えや頑張りがあったからこそ目標を達成できたと胸を張って言えます。


最後に、夢や目標は何か行動を起こすうえで1番の原動力になると僕は思っています。

チーム内でどんな立場の選手であれ、自分の夢を叶えるためならチームのことよりも自分を優先するべきです。必ずサッカーを続けなければいけない訳でもなく、必要なのであれば環境を変えることも厭わないべきです。

1番は自分にしっかりとベクトルを向け、自分の叶えたい夢は何なのか、それを明確にしそれを叶えるために全てを注いでください。

その姿勢が必ず自分にとって良い経験になると思います。



僕は「プロサッカー選手になる」という夢を叶えることはできなかったものの、その過程において自分が取り組んできたことに後悔はありません。

もちろんあの時こうしておけば良かったと思ったことはたくさんありましたが、時間が経った今、自分の行ってきたことに間違いはなかったと思っている自分がいます。



僕自身、これからはまた新たな夢や目標に向かってみんなの頑張りに負けないように努力していきたいと思います。

小学校、中学校、高校、大学でサッカーを通して出会ったみんなに感謝しています。

ありがとうございました!

服部遼太郎

#紫志尊々 #jufa #大学サッカー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?