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見た目は髭面で中身は花魁なんて真実はいつもひとつのコナンくん呼んで|谷口賢志note

僕のiPhoneには、「カウントメモ」というアプリが入っていて連日大活躍中だ。

名前の通り文字数を計測しながら書けるメモ帳で、日々の重要なことや気になったことを書き記すのは当然のこと、主戦場は舞台パンフレットやイベントアンケートなど。「何文字以内でお答えください」と指示されるのが基本だから重宝している。ちなみにこのnoteを書くときにも使っている。

そんな訳で、カウントメモの中にはあらゆる質問に答えたデータが残っている。最近ので言えば、『仮面ライダーセイバー』ファイナルステージと、舞台『RUST RAIN FISH』のアンケートへの回答が、「150」などの文字数と共に並んでいる。

有能なカウントメモだけど、気がつくとすぐにメモがパンパンになってしまうので、暇なときに消去作業をする。しかし本棚の掃除をするとき「この本なんだっけ」と読んでしまって捗らない現象が起こるように、メモを確認しては自分の記憶を辿って楽しむ現象が起こる。

昨夜、消去作業中にざわつくメモをみつけた。

「おいらん 指を詰める」

先に伝えておくが、僕は酔っ払っていようが自分のことを「おいらん」と呼ぶ人間ではない。したがって「花魁」のことなのだろうが、花魁が「指を詰める」ーー謎だ。

日付は【二〇二〇年九月二十四日】

果たして谷口賢志は何を考えていたのか?

興味が湧いた。

まずスケジュールを確認する。残念ながら京都にはいなかった。東京にいて、その日は購入した自転車の納車日だった。もちろん「花魁自転車店」に行った覚えはないし、「まいど!お代は、指詰めです!」と言われた覚えもない。ーー謎だ。

ヤホーで検索してみました。

「遊女は指をプレゼント!?」

その昔、遊女はお客様への愛の証として指を切ってプレゼントしていた。という情報が真っ先に現れた。

衝撃の情報だけど、指をプレゼントされた覚えも、プレゼントした覚えも、予定もない。「ゆびきりげんまん」に関係している可能性を一瞬考えたが、そんなデンジャラスな世界で生きていない。ーー謎は深まるばかり。

こうなってくると、メモの内容を記しておくメモが必要になってくる。わしゃ『メメント』か!おじいちゃんか!

僕の記憶を知りませんか?

行方不明になってます。

花魁、指詰め、意味不明。

メモ帳に残るよ。

と、ザ・ブルーハーツの替え歌をBGMに、明確な答えを得られないまま消去作業を続ける。

【二〇二一年八月二十五日】

「ふてをんたたきせんしゃくを、重要」(16文字)

誰か・・・コナンくん呼んできて。


●出演情報●

舞台『RUST RAIN FISH』

『仮面ライダーセイバー』ファイナルステージ

『BANANA FISH』The Stage -後編-



●ファンコミュニティ●

谷口賢志の『独演会』



今日も人生を彩ろう。

谷口賢志

いつもサポートありがとうございます。余す所なく血肉に変えて、彩りを返せるよう精進します。心より深謝。