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インデックスファンドと、アクティブファンド


手軽に始められることで多くの方に馴染みのある投資信託。

投資信託は運用のタイプによって大きく2つのタイプに分けられます。

保守的な『インデックスファンド』

積極的な『アクティブファンド』

2つの特徴と、考えるべきポイントをお伝えしていきます。

◆運用方針で2つのタイプに分類される。

まず投資信託について簡単におさらいすると、『投資信託は資産(株式など)の詰め合わせ』

投資家が少しづつお金を出し合い、集まった資金を元に『運用会社』が資産の選定や売買などを行います。

運用会社の運用方針により2つのタイプに分けられるということです。

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投資信託について確認したい方はこちらの過去の記事をご参考にしてください。

◆運用の目標が異なる

インデックスファンドは、特定の指数(インデックス)と同じ値動きをするように設計されています。

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日経平均株価やTOPIXなどのことをインデックス(指数)と呼びます。

インデックスついて確認したい方はこちらの過去の記事をご参考にしてください。

◆7〜8割のアクティブFはインデックスFより低いリターンという事実

下の図はたくさんあるアクティブ型ファンドのうち、市場平均に勝てなかった割合。市場平均であるインデックスよりも良い成績を残すのはなかなか難しいことが分かります。

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出典:「SPIVA®U.S.Scorecard」(2016) (クリックでPDFが開きます)

※「S&P/TOPIX 150」:S&P社が作成している日本の大型株インデックス
※「S&P500」:S&P社が作成しているアメリカ株式インデックス
※「S&P/IFCI Composite」:S&P社が作成している新興国株式インデックス

※厳密にはインデックスファンドに負けているのでなく、インデックスに対して負けている割合です。

◆アクティブFが勝てない大きな理由はコストの高さ

アクティブファンドは目標とする指数に勝つ為に調査費用や人件費が多くかかる為、手数料が高めに設定されています。

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参照:国内公募追加型株式投資信託(確定拠出年金およびファンドラップ専用、ETF等除く)(2017年6月末時点単純平均/モーニングスターより)

◆運用コストの差は、長期の運用に大きく影響する

同じ利回り成績を出した2つの投資信託があったとして、それぞれ上記に記載した平均信託報酬だった場合、20年間で大きな差が生まれます。

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◆好調なアクティブファンドがあるのも事実

コストの影響から、世の中にある6割〜9割のアクティブファンドはインデックスファンドを上回る運用が出来ていない中、一握りのアクティブファンドは中期的にインデックスファンドを大きく上回るリターンを出し続けています。

国内では『ひふみプラス』という投資信託が代表例として挙げられます。

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そのパフォーマンスの高さから、個人法人問わず多くのサイトで取り上げられているので気になる方はチェックしてみてください。

◆世界で最も著名な投資家もインデックスファンドを推奨

世界で最も有名な投資家の一人として知られるウォーレン・バフェット氏は、自身の運用哲学に基づいてまさに「アクティブ」に資産運用を行ってきた人物です。しかし実はそのバフェット氏もインデックスファンドを高く評価し、個人投資家にはインデックスファンドを推奨しています。

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バフェット氏による「株主への手紙」、2017年版を読む

◆資産運用の目的を第一に考える

安定的なインデックスファンド、高利回りを期待したいアクティブファンド。

一番大切なのは『自分の資産運用の目的にどちらの方が合うか』ということです。

例えば20年後の老後資金を目的に資産運用に取り組み、かつなるべく手間をかけずに準備したいという場合はインデックスファンドの方が適切と言えます。

なぜなら成績が優秀なアクティブファンドにも、いくつかの懸念事項があるためです。

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◆目標額をインデックスファンドで準備、その他をアクティブファンドという組み合わせ

例えば将来の為に資産運用の計画をたてる場合、以下のようにシミュレータで計算をしたりします。

何年後にいくら用意したい>>>その為に貯金でいくら、資産運用でいくら用意すると決める>>>見込める年利回りを仮定する>>>いくら運用にお金を出せばいいか目安が出せる

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参照:”野村證券・マネーシミュレーター「みらい電卓」”

この計画通りに準備していきたい場合は、あくまで『利回りを仮定』しているため、長期にわたり安定的な運用が見込めるインデックスファンドを中心に運用するのが望ましいでしょう。

そして、計画外で資産運用に向けられるお金が生まれる場合にアクティブファンドも購入していく。そういった使い分けが目的に対して適切かと思います。

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