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Ghost of Tsushimaの潜入要素とか思ったこと

最近アンチャーテッド4をプレイしています。すごく面白いです。ただ一方で過去のソニー製ゲームを遊んでいるとゴーストオブツシマの完成度の高さ、ソニーゲーの集大成ぶりに改めて舌を巻くことが多いです。ツシマの中で特にすごいのは、潜入と突撃を自由に選べる雰囲気づくりが上手なことです。

「隠れるのも突っ込むのもあなたの自由!」と標榜するゲームは最近数多くあります。サイバーパンク2077やウルフェンシュタインもそうでしたね。しかしながらそういうゲームは大抵メインシナリオが隠れて進むこと前提でセットアップされています。隠れていると警備兵がトークを始めたり(しかも状況説明として割と重要だったりする)、見つかれば味方が「不味い!バレた!」と顔色を悪くする。でもそれって「隠れた方が正解」だよね、と毎回腑に落ちないのです。

ではツシマを見てみましょう。ツシマは突撃系の武士スタイルと潜入系の冥人スタイルが用意されています。しかしツシマが面白いのは一騎打ちシステムの存在。敵陣の前で堂々と名乗りを上げてカチコミをする。主人公が侍だという設定を活かし、プレイヤーに「カチコミも正解なんだぜ」と示唆しているわけです。

もちろんツシマにもメインシナリオで「隠れた方が正解」って場面はあります。ただツシマの場合そういうシーンは見つかった時点でゲームオーバーになるので諦めが付きます。しかしその分暴れられるシーンも多数用意されているのでメリハリが付いています。

というわけでツシマは表向きのシステムだけでなく感情面でも暴れられるフレームワークが丁寧に出来ている、と思った話でした。もっと心おきなく暴れられるゲーム増えてほしいなぁ。

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