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ステージに立つ事 ~音響編~

さて、今回はライブやイベントのステージに立つ事について話したいと思います。こういうテーマなのに何故音響から?といった疑問もあるかもしれませんが私の中ではまずここから触れたいなと思いこのテーマとしました。

そもそも、ステージには色々な形式があります。ライブハウスや野外ステージ、ホール、ドームとか。果てはどっかの喫茶店や居酒屋とか演奏に不向きな場所や、介護施設とかもありますね。私が扱っている話はプロの話ではないのでホールやドームはとりあえず置いておきます。いつも私がステージに立つ上で心掛けていることは

観に来た客が満足すること

です。楽しい、嬉しい、幸せな気分だけでなく悲しい、切ない、苦しいといった気分まで客の中に何かを残す事、それに尽きます。でも、これは言ってるよりとても難しいし私自身忘れそうになるので戒めとして常に意識しています。そのステージを良くするには技術やパフォーマンスも大事ですが音響が途轍もなく重要なんです。これはステージに立つ側の人でも意外に分かってない人が多いです。

じゃあどうすれば音響が良く出来るか?これは普段から自分や組んでるメンバーの音、バランスを常に意識しておくこと、ベストな状態を知っておくのが最低限でその上で立つステージでの音響スタッフに注文がつけられるかって事です。あそこのライブハウスのマスターは信頼出来るから全て任せようとか思っているうちは別のステージに立った時に苦労するでしょう。信頼とかじゃなく今日のコンディションとか客入りとかもイメージしながらベストな音響を作っていくことがお互いの信頼を深めるのです。

例えば、焼き鳥屋に来ていつもお任せでといってたらその人は何が好きなのか、タレ派か塩派かも分かりません。それだといつまで経っても焼き鳥屋の主人もあなたの好みも嫌いも理解出来ないでしょう。

それと一緒で自分の拘る音響には妥協しないって事を見せると相手もそこに応えてくれるようになります。特にライブハウス等ではキーボードについての音作りに詳しいマスターはほとんどいません。ギターとかドラムとか他の楽器の音は分かってもキーボードについては理解してないという方が経験上多いです。弾き語りの人ならピアノの音はなんか理解してるけどバントになると途端に分からないって方もいます。そうなるとやっぱりこちらで注文をつけていい音にしていくしかないんですよ。いざステージが始まってみたらキーボードの音がでかすぎたり小さすぎたり、そんなのザラですからね。だからこそ、きちんとした音響でステージに立てる環境をまず確保したい訳ですよね。

今回のテーマは音響でしたが次回もまたちょっと続きの話にします。私自身の失敗談等もやっていく予定です。ではまた🐨


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