永平寺へ行ってきた。

永平寺へ行ってきた。

永平寺は、現在の福井県永平寺町の四方を山に囲まれた深山幽谷の地にあり、寛元二年(1244年)に道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場で、曹洞宗の大本山である。

自宅から北陸自動車道を使って約1時間。

車を永平寺から少し離れた駐車場に止める。料金300円は安い。しかも、向かいにある店で利用できる300円の割引券付きである。ちょうど昼食時でもある。息子は「ソースカツ丼とおろしソバのセット」、私はソバと炊き込みご飯、その他煮物などがセットになった「田舎定食」。

その後、永平寺までの参道を上り永平寺へ向かう。参道にはお土産屋とともに、いくつもの駐車場があり、呼び込みをしていた。料金はほぼ300円。だが、ここまで上ってくる車は少なく、手前の300円駐車場で停める車が圧倒的に多いようだ。自分も含め、料金に納得し手前で駐車してしまうのだろう。奥へ進めば同じ料金で停められる場所があることを知らないから。数少ない車をいくつもの駐車場で奪い合うさまは、少しむなしくも見えてしまう。圧倒的にこちらのほうが好条件であるにもかかわらず。

そんなことを感じながら、永平寺のなかへ。

冬には雪深くなる地である。今でこそ、建物と建物の間をつなぐ壁と屋根で囲まれた渡り通路・階段が整備されているが、その横には、今も利用されていると思われるが屋外むき出しの通路・階段があり、冬の修行の過酷さを想像した。

永平寺までは、「無人自動運転システム」によるサービスがあり、その停留所と車両を見かけることができた。料金も安価であり、機会があれば一度利用してみたいところである。

永平寺。気持ちも穏やかに、凛となる場所であった。

また、行こう。

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