なぜリーダーが大切なのか

こんにちは!毎日投稿116日目になりました。今日も頑張っていきましょう!

チームになるとモチベーションが下がる?

   仕事などでチームを組む時、リーダーの働きはチームにとって非常に重要な役割を持ちます。その役割とは、チームのメンバー個人の生産性を足し合わせたよりチーム全体としての生産性の方が上回るようにするということです。
 
   チームを組むなら、例えば個人の生産性を1とすれば、3人チームの生産性は3以上であるべきだと言えます。そうでなければ、わざわざチームを組むより1人で黙々と作業していた方が、少なくとも生産性という観点ではマシです。
 
   これを一般的に「チームワーク」といいますが、リーダーがチームワークが作用するようにチームを仕向けることは容易ではありません。それは、「社会的手抜き」と呼ばれる心理効果が背景にあるからです。

社会的手抜き

   社会的手抜きとは、複数人での集団作業をする際、人数が増えるにつれて1人あたりの生産性が下がっていくという現象を指します。これは意識的に「サボろう」としているという意味ではなく、あくまで無意識下での話です。
 
   例えば、小学校の運動会での定番種目である綱引きでは、よくこの現象が見られます。数十人の力が合わさった大きな力によって逆向きに引っ張られた綱は、誰か1人が抜けたところで大した違いは生まれず、一人一人の功績というのは可視化することが出来ません。
 
   そのため、社会的手抜きが起こりやすくなり、個人個人は頑張っているつもりでも、1対1で勝負する時より引っ張る力が弱くなってしまうのです。
 
   他にも、会議に参加する人数が多い方が一人一人の参加意欲が減少する、人混みの方が困っている人を助けづらい、などの例があります。
 
   この「社会的手抜き」が起こる背景としては、個人個人の負う責任が分散されているということが考えられます。そのため、リーダーとして社会的手抜きを防ぐには、個々人の負う責任、または個々人の業績を明確に可視化するという方法があります。

まとめ

   チームを組むと、チームワークによってプラスになることが期待される一方で、社会的手抜きによってマイナスになることも起こり得ます。そんなときこそ、リーダーはチームメイトのモチベーション維持に努めなければなりません。
 
   もし皆さんがリーダーになって、チームメイトが思いのほか生産性を発揮してくれないと思ったら、社会的手抜きを疑ってみると良いのかもしれません。

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