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なんで若者にHR.HMが受けないのか?

勿論好きな若者や受けてるバンドもあるやろうけど、一般的に受けてるように見えないからこのタイトルなだけです。

言葉のほんとの意味を俺は知らんのやけど、単純にHR.HMは若者にとって「エモくない」んやと思う。
勿論時代や色々あるやろうけど、一つとして。

エモ、となるとエモーショナル?と単純に思うけど、意味としてはそんなに遠くないと思う。

例えばギターで考える。
メタルやハードロックでエモーショナルだ!ってのは大体「遅弾き」でしょ?

エモーショナルなツボを得たプレイ!
とかよく言うけど「そっか?」って俺は思います。
ゆっくり毎回同じメロディをそつなくなぞってるだけちゃう?と思う事は多い。

やってるミュージシャンがこのギターの違いが分からない人、感じれない人がほんとに多いと思う。
違いはあると俺は思うから。

速く弾くと「技術をひけらかしたような、、」みたいに言われたりするけど、いや、エモーショナルやから速くなるんやで?
ってのがやっぱり分かってない人多いでしょ?
俺は分かってない人多いと思うよ。

エモーショナルやから最初から速く弾くんです。
ゆっくりから段々早くする練習はしない。
それは全くエモーショナルではない。

こういう経験がある。

心斎橋のロックバー
Guitar-Raでの出来事。

ギター弾いてたらメタルに縁のない女性のお客さんが俺の弾くギターに偉く感動して下さって。
普通に弾いてるだけでミスもあるんやけど、それでも。

こういうの聴いた事がない。みたいな。
たしかその方は日本のポップス、歌謡曲がお好きやったと思う。

それがなんやねん?なんやけど、メタル以外の人に伝わる事が多い。
メタルって速弾き、遅弾き、シンフォニック、、、などなど、現象、設定、要素で判断される事が非常に多いと俺は感じる。
エモくないんです。

又別の日。

初めてお会いするお客さんと話ししてて。
今の若者にとってのギターヒーローは誰ですか?
って聞いたんです。

「King gnuの常田さんでしょう!」
みたいなお返事。

思ったんやけど、常田さんのようなギターが日本のロックを好む若者にヒーローとして認識される。
なるほど、って思うと同時に新たな気付きみたいな。
「エモい」んやと思う。
これをエモいと仮定するとして、じゃあハードロックやメタルで俺が所謂エモい、と思うギタリストと常田さんが共通する部分ってやっぱり多いんですよ。
全部知ってる訳ではないけど、知ってる、感じる範囲でですよ。

それが何故HR.HMのエモーショナルと言われる物が俺には一ミリも響かないのか?
もう根本的に俺とは違うとしか結論つけれない。

じゃあ何故HR.HMがエモくないのか?
エモいの意味を俺が思う物と仮定して、更にエモくないと仮定して。

背中を見せて育てる先人が居ないからってのは実はあると思う。
ギターの技術がやっぱり高度やから説明が多いんですよ。説明なんかいらない。
自分で合う方法は見つけれる。
見つけれない人の為に、がビジネスになってる。

その行動や思考が既にエモくないんですよ。
俺がそう思うだけやで。

教える、教わるを否定してない。
得るまでの過程が全く違ってくる、というのを言いたい。

日本のロックの人達の背景は分からんし、俺にとって辻褄あうように理屈付けて都合良く考えてるのはあると思うけど、日本のロックの若いバンドがレイドバックした要素を持ってるのはなんでや?
と考えたら、若いアーティストその物、人間その物がエモいんやと思う。
ちょっと本能とかと繋がりが深いような感じが聴いててする。
形を追いかけていない。

だから商業音楽の中であっても才能が出てくるんちゃうかな?とは思う。

ここでテキストだけで説明出来る物ではないので矛盾とかもあるけど、大体そんなことを思う。





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