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飛光よ、飛光よ、汝に一杯の酒をすすめん

もう何年も前の話になりますが、バックパッカーで世界のいろいろなところに旅に出かけました。

基本的に「旅」なら、一人旅が好きです。
その行き先の空気、道や建物、食べ物、そして人、を肌で感じ、どうするのか判断するには一人がいいと思ったからです。

バブル崩壊直後に大学を卒業し、小さな旅行代理店に就職しました。
それまでは旅行にさほど興味もなかったのですが、就職して2年目あたりに偶然知った、沢木耕太郎さんの「深夜特急」に魅了されてしまいました。
今回のタイトルもその深夜特急に出てくる李賀の漢詩の引用です。

それまで行ったことがある外国といえば、学生時代にバスケットの遠征で行った上海と、その旅行会社が、カナダ中心の会社でしたので、カナダだけでした。

どうしてもいろいろな国々を見てみたくなった私は、25歳の時に旅行会社をやめ、お金を貯めて世界一周の旅に出ました。
その時、毎日、地味に手書きで日記を書いていたのですが、その時の日記を文字起こししたものがこれです。笑。(まだ最後までたどりついていませんが・・・。)

当時、行く国々で気づかされるのは、宗教と人との距離感の近さです。

日本は、正月に神社に初詣をし、お盆になると先祖を弔いお寺に行きお墓に手を合わせ、クリスマスになるとクリスマスツリーを飾る。
そんな日本の宗教観で育った私からすると、行く先々でごく自然な形で宗教が生活の一部にあることに驚かされました。
そんなに信じる事ができることがあると言うことが羨ましい、とすら思う瞬間もありました。

実際、多くの観光地の建物は宗教に関わるものばかりでしたし、お祈りする人々の姿は本当に美しかった。
普段の生活では感じ得ないことを感じることができるのは、旅の醍醐味でもあります。

さて、TEDのトークにも旅にまつわるトークはたくさんあります。
その中でも、これが素晴らしかったので、ご紹介を。

ヴィンセント・ムーン&ナナ・ヴァスコンセロス/世界に潜む音楽の儀式

僕が旅に出た時には、インターネットというものが普及しておらず、情報源は知り合う人々からの生の声か、安宿においてあるノートか、日本から握りしめて行ったガイドブック、でした。

宗教と同じぐらい、音楽もまた、各地の良さを残すものの1つだと思います。
このトークは珍しく、パフォーマーと組み合わせて1つのトークという構成になっているところも珍しいです!

そして、TEDxHamamatsuでも、旅をテーマにしたものをやってみたい!
というスタッフがいたので、ぜひ!トライしてみよう!ということで、

TEDxHamamatsuSalon vol.13 「旅」

を開催します!

ちょっと日にちが迫ってはいますが、自分も正直、知らされていないことが多々あるので、楽しみで仕方がありません!
列車1車両貸切するとか、ありえなくないですか!?笑

9月22日のスタンダードイベントはもちろんですが、SalonイベントもTEDxイベントの面白さの1つと言えると思います。

8月25日、みなさんとお会いできること楽しみにしています。

静岡県浜松市でTEDxHamamatsuのfounder/organizerとして活動中。 https://tedxhamamatsu.com/