「よそ者」に優しい東京の卓球界
卓球 Advent Calendar 2018も後半戦を迎えている中、本日は私が担当させていただきます。
まず簡単に自己紹介を!
卓球は小学6年生から大学、社会人まで続けていて、14年目になりますが、残念ながら全然試合では勝てません…
今年の3月までは地元三重県で働いていまして、4月から東京に転勤になりました。
三重県では地元クラブで選手として週に2日、小中学生への指導として2日卓球に触れる機会がありました。
新たな所属クラブ探し
東京への話をいただいて、仕事の不安、家探しの不安と同時に「卓球はどこでしたら良いの?」という不安に襲われました。
どこか探せば出来るところはあるだろうとは考えていましたが、地方で卓球に参加するハードルってなかなか高いんですよね…
東京も一緒なのかなと不安に…
今日はそんな卓球クラブ探しのお話をさせていただきます。
地方の卓球事情と文化
全ての地方がというわけではないですが、地方の卓球クラブは基本的にクラブへ「帰属」しているという発想になります。
試合も基本的にはそこから出る、他のクラブに練習に行くことはありますが、所属は基本的に1つしかしていない人が多いです。
私が所属していたクラブは転勤で三重県に来た人を積極的に誘ったり、色んなクラブの人が練習に来ていて寛容的なクラブでしたが、私自身も所属はそこだけで、クラブをより良くしていこうと考えていました。
地方では文化的な自分の「ムラ」を守り、発展させる考え方がスポーツにまで根強く浸透しているからかなと自分なりに考えています。
そのため、クラブ決めはかなり慎重にしないと、良くないクラブに「帰属」してしまうことになります。
試合も少なく県大会、市町村大会と少しのオープンというような感じです。
そのため、レベル的にいつも同じ強い人がいて、中間層が入賞する大会というのは無いところが多いのかな思います。
卓球への参加に対するハードルの低さに驚いた
東京に来て数日後、ネットで東京の大会やクラブについて調べてみたら、「めっちゃあるやん!」と驚きました。
試合は毎週、クラブもたくさんある。
でも所属は1つしかできないだろうと、「帰属」するクラブを探しました。
しかし、いくつか体験練習に行かせてもらう中で、同じ人が色んなクラブにいて、その全てに所属しているとのことでした。
人によっては10以上のクラブに籍があると聞いて、卓球に参加するハードルの低さに驚きました。
大会もたくさんあり、同じ日にダブルブッキングしそうになります笑
東京の良いところを持ち帰りたい
地元の三重県に限らず、残念ながら地方では東京=相容れないものという考え方がまだまだあります。
クラブの帰属意識は団体戦の楽しさに繋がりますが、1人の卓球好きとして考えて、色んな人と練習、試合できる環境があることが、地元の卓球界を発展させることになるのではないでしょうか。
今を守る事も大切ですが、地方のチームをより良くしていく考え方は生かしながら、新しい卓球好きを増やすためにもっと寛容的な「よそ者」に優しい地方の卓球界を作っていけたらと思います。
最後に
ベタですが、東京の卓球界に入って1番良かった事は色んな卓人と出会えて、卓球に対する考え方を知る機会が増えたことです。
この記事を書くチャンスに関しても、人の出会いの中でいただくことができて、東京の「よそ者」に対する優しさを感じています。
東京にいられるのはあと1年と少しですが、どうぞよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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