見出し画像

1食で命を救える可能性に懸ける

【ソーシャルファンディング活動報告】

12月8日火曜日。夜回りの日です!

5月に実施したクラウドファンディング

「コロナ禍に苦しむ方々に、利他の精神を忘れない"てつたろう"の栄養満点のお弁当を届けたい」

で集まったご寄付により、毎週3回お届け、毎月1回手渡しで路上生活者や仕事を失った人、食べることに困っている人へ弁当をお渡ししています。これまでに延べ2000人以上へ配布出来ています。
寒くなってきて凍死の危険性が高まるため今月も2回手渡しです。


大阪市北区にはおおよそ140名の路上生活者がいます。その内、所在が確認出来ている85名ほどの方へ配布します。これまで直接配布してて感じたことは「食事はもちろん大事だが、もっと大事なのは情報と人の温もりだ」ということでした。
今回配布するのはてつたろうの弁当と、マスク、お菓子、コーヒー、髭剃り、歯磨き粉付き歯ブラシ、そしてボランティアの皆さんからのひとりひとりへの手紙、状況に応じて寝袋です。


先日は、ある高齢のホームレスから
「あなた、社長さんですか?いつも弁当ありがとうございます。あの弁当、本当に美味しく頂いてます。ありがとうございます!」と、名前と連絡先だけ書かれた名刺を頂いた。驚いたのと同時に嬉しかった。
いつか、てつたろうへ行きたいと言ってくれた。



併せて、児童養護施設の退所者へもお弁当や、てつたろうでの食事提供もしていて、来られた方には必ず声を掛けるようにしています。

ある日、「仕事が無くなって、やる気を失った。やりたいことが無い」と悩んでいる若者を元気づけるため、「起業して頑張っている」先輩退所者が一緒にてつたろうへ来店したこともある。
翌日、先輩退所者は僕のSNSをフォローしてくれました。

児童養護施設はざっくり簡単に言うと
「社会との接点が無いまま18歳になったら出ていかないとならない」システムになってます。必要なものは人の温もりです。

今回もご寄付頂いた皆様や日頃てつたろうを支えてくれている方のおかげで弁当を作ることが出来ました。ありがとうございます!見た目は地味ですが、翌朝食べても大丈夫な弁当として食材と調理方法は季節に応じて随時見直しています。



※ホームレス問題は自己責任論で語られることが多いですが、直接会って話を聞いてみないとわからないことがたくさんありました。
※児童養護施設に入所している間は社会から関心を持たれるが、退所してから苦しんでいる若者が多いです。
※支援団体NPO法人homedoorでは
相談者激増のため、相談員を募集しています。
ご興味の有る方はコメントまたはメッセージください。


※今回、営業自粛期間中で少ないメンバーで店舗営業しているので、直接配布はhomedoorに託しました。
ありがとうございます!

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは「笑顔をなくされた人たち」や「食べることに困っている人」や「一人で悩んでいる人」への支援に使われます。 例:路上生活者、児童養護施設退所者、食べることに困っている人、生きづらくなっている人などなど