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ハイパーハードボイルドグルメリポート

暇じゃね?
わたし?もちろん暇。

家でやることある?悪いけどおれはめちゃくちゃ暇だけどめちゃくちゃやりたいがあるからひまじゃない。

SDGsを地で行く私が本日皆様にレコメンドしたいのはこちら
「ハイパーハードボイルドグルメリポート」
誰も置いていかない。みんなに共有したい。
初めて知るんならここ2週間は安泰です。これにどっぷりハマれば(いや必ずハマる)こっから2週間よもや夏まで続くコロナも乗り越えれる。
それではどうぞ。

食うことすなわち生きること。
食の現場に全てが凝縮されている。
これは、ヤバい人たちのヤバい飯を通して、
ヤバい世界のリアルを見る番組。

まずこれはテレビ東京制作のドキュメンタリーなんだけど録画もないからって無視するんじゃねぇ、いまじゃNetflix、Amazonプライム、大声じゃ言えないけどYouTube、TVer、いろんな媒体で視聴できるから。
まず見てよ30分ぐらい。そっからまた戻ってきて。

ディレクターの上出さんがメインとなって、世界のヤバいところのヤバい人達に突撃取材、ヨネスケよろしく「ご飯見せてもらっても良いですか?」ってなかんじ。ある時はリベリアの人を食ったと言われた元少年兵たちへ、ある時はロシアのカルト宗教へ、またまたある時はケニアのゴミ山で生活する青少年に。
簡単に言うとこれだけ。
見たことも聞いたこともない、はたまたほんとに存在するのか知らなかった(映画の世界かと思っていた)場所に単身カメラを持って通訳1人、服は1セット、これだけで取材をしてくる。
そこから見える食の普遍さ、多種多様のリアルさを一発一発丁寧にかつ暴力的にぶち込んでくる。
このVTRを小藪と一緒にみるって体です。
見終わってから自分今日何食べたっけ、何してたっけってなります。必ず。小藪と一緒に。
小藪が眉間にシワを寄せながらひたすらVTRをみる。こんなV明けのコメントに困る仕事はないってた。まさにその通り。

最初はこのテーマの単語単語が好きでみてたんですけど、だんだんあれ、ちげぇぞこれってなってきます。
人喰い、カルト、ギャング・マフィア、難民、北朝鮮etc...興味本位で覗いてみる、好奇心から覗いてみる、そんなかる〜い感じで見てみたらバチボコにリアルを突きつけてくる。

そんなこの番組にハマっちゃってて放送を楽しみにしてたんだけど、これの書籍版が出版されました。
ハイパーハードボイルドグルメリポート
https://www.amazon.co.jp/dp/4022516747/ref=cm_sw_r_cp_api_i_qwZIEbYS42Z78
リンク貼っときます。さぁとりあえず買おう。暇っしょ?
帯には俺たちのKing Gnu井口が寄稿。だんだん気になってきたんじゃない?

テレビよりこっちの方が遥かに情報量が多くて、映像よりも描写が細かいからスリルがある不思議。
まぁ面白いんで読んでよってことなんだけどなにがそんなにおもしろかったのかを自身の備忘録として下記に記させていただきます。

だらだら書いたけどこっからはかきてぇこときまってっから簡潔に行きたい。

ポイントは3つ。
1.旅行記である
大前提としてこれは旅行記である。筆者がどこに行ってどんなことがあってこんなふうに思いました。これ。
どこ?
リベリア、台湾、ロシア、ケニア
どんなこと?
支援物資横流しメシ、留置所メシ、人喰い少年兵廃墟メシ、墓場住み娼婦、台湾マフィア、北朝鮮国営レストラン、ドラッグアパート、カルト宗教メシ、牛脳、ゴミ山
この単語の破壊力たるや。これを生身で体感した人がその時その時の情景描写を事細かくかつ記載し、擬似体験さながらに読み進める。

外出てる?出てないっしょ。
普段じゃいけないところ、しかも好奇心をそそられるところに上出さんが行ってきてくれるの。
リベリア行く?いかないっしょ。ケニヤのゴミ山行く?そんな状況になってるの知らなかったっしょ。ロシアのカルト宗教の村行く?行ってみたいけどさすがに飛行機取らないっしょ?そういうこと。そこでは何が起きているのかなんて知りたくても知ることができなかったことを全部この人がやってくれる。

外出を求めてるなら書籍だけでも外の世界を見ることができるよ。マジで今はぬるま湯って思うけど。

2.生きる!
TV版でもそうだけど、このプロジェクトの訴えてることってのは「生きるとは」、「幸せとは」ってことってのを気づくと思うんですけど、こんな生命力を感じる番組・書籍はマジでねぇ。
https://www.wwdjapan.com/articles/1065879

例えばリベリアのギャング(元少年兵)の娼婦が体を売って200円を稼ぐ。そんで今日の飯って200円のカレーを食べる。これが彼女の食べる(生きる)。
自分に置き換えると毎月働いていくらか給与もらってんだけど、仕事終わりにコンビニで買う弁当、はたまた出会い系で出会った女の子におごる飯、後輩にカッコつけようと思って無駄に払う食事代。これがリベリアの飯とイコールになる。これが俺の生きる(食べる)ってことかと思い起こされる。
ここであぁ俺って生きてるわって感じるわけです。
別にどっちがどっちってわけでもございません。むしろ自分の生きることを卑下しません?
大体インタビューの後には「今幸せですか?」って聞くんだけど、「幸せ」って回答もあれば「つらい」って回答もある。自分たちも同じでは?

こんな世の中だからもっと生きてぇ。生き急ぐっすよね。そう思って私は出会い系にまことしやかに課金いたします。(生きる。)

3.上出遼平
これがTV版との最大の違いだと思うんですけど、TV版は上出さんにスポットはほぼ当たらない。現地の人が主人公だから。でもこの本は上出さんが主人公だからこの人となりふがめちゃくちゃに出る。
だって仕事のためにめちゃくちゃ危険な場所に一人で行くんですよ?意味わからんくない?でもそれをする理由をもって臨んでてめちゃくちゃにかっこいい。
http://borderweb.tokyo/2020-04-kamide-1/
どんな姿勢で仕事に取り組んでて、どんなことを考えてインタビューをしているのか。
マジで必見なのはケニアゴミ山のジョセフって青年がゴミ収集車でゴミを拾うシーン。この人の人間の完成度の高さに度肝抜かれた。自分もこんな人になりたい。

あとこの本の最後の3行にこの本を書いた理由が書いてあるんだけどめっちゃ感動した。読んで。

といった感じで書きなぐりました。
それでは今から現在絶賛暇な皆様にこのハイパーでハードボイルドなグルメリポートを体験できる媒体を紹介いたします。

1.ネットフリックス、アマゾンプライム
シーズン1と題し、5作品見れます。
大体これでいいです。
本の内容でのケニア以外は網羅できます。
これ見てからのほうがわかりやすいかも。
リベリアギャングがおススメ。

2.ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート
一番好きなケニアパートだけど今後どこで見れるようになるんだろうか。
早くサブスク解禁してほしい。(4/7でTVer終了)
スペシャルゲストとして有吉が出てます。

3.YouTube
未放送分だけど見ごたえたっぷり。
本のリベリアパートの廃墟が見れます。
シベリアパートもあり〼。

4.TVer
配信限定分もあり。

5.書籍
これはどこでも買えます。
買ってみて。

全部見ようと思うと結構時間つぶせます。平日は本読み進めて土日は配信分見てれば2週間の暇はつぶせるのでは?
今後も随時放送されることでしょう。いろんな人に見てもらって上出さんがもっと世に出てほしい。
ただゴールデン進出は絶対にやめてくれ。

今コロナで結構みんな大変だと思うけど、キリスト教的に言えば救世主が現れるはずだよね。そうこんな時こそヒーローが必要。(キリスト教ではない。)
俺たちのヒーローはそう、リアム・ギャラガーだよな。
今度映画もやるらしいし。
最近リアムのSNSをフォローし始めてめちゃくちゃ好きが復活してきた。いまだに「ノエルが家に火をつけようとしてる!」とか言ってるからほんとかわいい。LOVE
んでフツーにオアシス聞いてるんだけどこれがめちゃくちゃに良い。
やっぱり神だなって思う。ノエルに。
https://youtu.be/StNS5Swmf60
この時のリアムがいっちゃん好き。

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