はじめての栗ごはん
秋ですね。お芋や栗の美味しい秋ですね。
幼い頃は、秋になると祖父と近くの山へ出かけてたくさん栗を拾っていました。長靴でイガイガをキュキュッとやって、中から茶色いつやつやの栗を取り出すのが楽しくて毎年楽しみにしていました。
先日、栗をいただきました。栗拾いをしなくなってから、生の栗にお目にかかることは殆どなくなったので久しぶりの生の栗とのご対面です。
さて、どうやって食べようか。
ふと、「そういえば栗ごはんって作ったことがないかも!」と思い、栗ごはんを作ってみることに。
早速、母に電話電話。
母が料理好きなので、初めて作る料理は母に作り方を聞くことが多いのです。昔から食べ慣れた、好みの味になりますし。
アドバイスをもらって、さぁ、栗ごはん作るぞー!
しかし、いきなり躓きます。
皮がうまく剥けない…。
電話では「先に軽く茹でるといいよ。」と聞いていたので軽く茹でたものの、全然うまく剥けません。始めたばかりなのに、もう挫けそう。
気を取り直して、こちらを参考に皮むきを。
すぐに調べられて良い時代ですよね。
なるほど、40度のお湯で15分。皮が柔らかくなるのね。
お湯につけて、皮剥き再チャレンジです。しかし、やっぱり上手く剥けません。4個くらい剥いたところで再び挫けそうに…。
世の中の、栗きんとんやモンブランを作る人達はすごいな…と感心しながら、ここで諦めてはいけないと、どうにか気持ちを立て直して皮剥きに戻ります。
子どもの頃は、じゃんじゃん剥いてむしゃむしゃ食べていた気がするのですが、一体どうやって剥いていたのか…。
再び何個か剥いているうちに、ようやくどうにかコツをつかんで、最後の方は綺麗に剥けるようになりました。(最初の数個は酷かったです。)コツを掴んだというより、お湯に浸かっている時間が長くなって単純に皮が柔らかくなったのかも知れません。
どうにか剥き終えて、さぁいよいよごはんを炊きますよ。
お米2合に対して栗400gが目安とありましたが、剥き終えた栗を計ってみると220gほどしかありません。中が腐ってたり傷んでたりするものもあったので、だいぶ減ってしまったのです。
しかし、またお湯につけて、剥いてを繰り返す気力は残っていません。
まぁいいや。
栗の割合はだいぶ少なくなりそうですが、そのまま炊く時に。
「甘味を少し入れるといいよ。ハチミツとか。」という、母からのアドバイスを思い出し、醤油・酒・塩・ハチミツを入れて土鍋で炊くこと約15分。その後20分ほど蒸らして…
完成!
ようやく栗ごはんができました。
栗は少ないけど、見た感じ美味しそうー!
実は途中で、土鍋のフタが若干空いていることに気がついて「まさか…失敗!?(涙)」という恐怖に襲われたものの、きちんと炊けていたのでホッとしました。
途中で気がついてヨカッタ。
初めての栗ごはんは、明日のお弁当に。
楽しみです。
どんなに美味しかったとしても、もうしばらく栗は剥きたくないですが。笑
それにしても、あんなに硬い皮に包まれているうえに、イガイガも纏っているなんて、栗の防御力ハンパないですね。
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