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Foveonセンサー&35mmフィルム&中判フィルムで写真比較フォトウォーク

Foveonセンサー&35mmフィルム&中判フィルムで写真比較フォトウォーク

FoveonセンサーのSigma dp2 merrill、35mmフィルムのLeicaR8、そして中判フィルムのPlaubel makina 67。

このかなりイカれたメンバーでフォトウォークという名の散歩に行ってきました。詳細はyoutubeでみてネ!

今回はこの3台のカメラの写真を比較してみようという試みで、同じ場所を撮ってみました。

描写比較

Sigma dp2 merrill

L

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2002年のLeicaのカタログを見てみよう

2002年のLeicaのカタログを見てみよう

ブックオフって何でもありますね!

なんとLeicaの2002年カタログがLeicaの中古らしくない210円という値段で売られていました。

ある人はため息、ある人は驚嘆の価格を含めて、早速カタログを見てみましょう!

LeicaMはM6の時代、デジタルLeicaMはありませぬ。

良い時代だなあ~

僕の持っている『史上最高にかっこいい一眼レフカメラ』であるLeicaR8ちゃんがこんな度アップで

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沢を撮りながら、カメラがオワコン化する未来を思う

沢を撮りながら、カメラがオワコン化する未来を思う



蒸し暑いので涼しい風を送ってくれる写真を。

友人と行った登山の際に、偶然見つけたナイススポット。

惜しむらくは三脚を持っていかなかったので、石の上に置いたりしてなんとか撮ってみた。

デジタルカメラでしか撮ったことない長時間露光。

今度はフィルムカメラでもやってみたいんだが、すごい勇気がいる。

だいたい長時間露光は、一発撮りはできない。まあ僕の腕が大したことがないのが原因だが、それにし

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じいちゃんの『FUJICA 35EE』で孫がひ孫を撮る

じいちゃんの『FUJICA 35EE』で孫がひ孫を撮る

亡きじいちゃんの遺品整理をしていたら、棚の奥から出てきた『FUJICA 35EE』

じいちゃんが生まれたばかりの父を撮るために買ったカメラであり、ばあちゃんが唯一購入したことを確実に知っているカメラである。

ん?唯一?

そう、「僕のじいちゃん」ということは、ご想像通りカメラ沼の住人の大先輩でもある。

ということで、じいちゃんはばあちゃんに内緒で数十台のカメラを買っていた。もちろん、ばあちゃ

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『カメラと人』の関係について~中平卓馬の写真論と現代のカメラ

『カメラと人』の関係について~中平卓馬の写真論と現代のカメラ

本格的な写真論を読み込んだのは初めてだったので、色々と考えさせられたのが中平卓馬の『なぜ、植物図鑑か』だ。

詳細はリンクを見てほしいが、中平卓馬の苦悩を今一度考えている。

ちょっと真似事をして中平卓馬が目指したであろう写真を撮ったりもした。

植物図鑑のような「あるがまま」を写した写真、没個性的な記録、それが中平卓馬が目指した写真であった。

そしてそれが最終的には写真を撮る行為すら否定する諸

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あるがまま~な散歩写真

あるがまま~な散歩写真

中平卓馬著「なぜ、植物図鑑か」を読んで、『あるがままの世界を受け入れた写真』というの実践してみた。

だがこれがまた難しい。そもそも今までのデジタルカメラでの撮影のように手当り次第撮ろうとすると、個人のイメージとやらが入り込む余地がずいぶんとぽっかり口を開けている。

今回は、前回よりは少し「テーマ」を強めに出してみた。

テーマがあれば、逆にその枠の範囲に写真を収めることができるのではないかと考

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『なぜ、植物図鑑か』を読んでから撮った写真

『なぜ、植物図鑑か』を読んでから撮った写真

久しぶりに熟読。写真について学びたいという知識欲求を軽々と粉砕してくれるスルメ書(1970年前後の評論集)

異質な写真家・中平卓馬の日本写真論。(欧米:西洋哲学世界側の目線から見ると)日本の芸術家は哲学的な主張を持つ個性を持ち合わせている人がいないといわれているが、中平卓馬は日本が生んだカオスである。

要するに、写真表現=イメージとは個人が持つ「世界はこうあるべき」という歪曲されたものであり、

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ライカM3のフィルム装填・巻取り・レンズ交換のやり方について

フィルムカメラの使い方って、デジタル世代からするとチンプンカンプン。
特にフィルムの装填は何度やっても自身がない。
こういう時はやはり動画に限る。
ということで、ライカM3のフィルム装填・巻取り・レンズ交換のやり方を動画にしてみました。
外出自粛中ですが、自宅でできる動画撮影も楽しいですね。

Leica R8 & Leica Summicron-R 50mm F2 作例とレビュー

Leica R8 & Leica Summicron-R 50mm F2 作例とレビュー

我が家のLeicaR8に、結局「Summicron-R 50mm F2(R-only)」を買ってやりました。

これでSummicronのMとRが揃ったわけです。やっぱりLeicaにはそれぞれSummicronあてがってやらないとね。

動画の最後の方にSummicronちゃんは登場です。

それでは作例を!島根県の物部神社に行ってまいりました。

フィルムはこちら↑

F8です。11時くらい、曇

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LeicaR8ってこんなカメラ

LeicaR8購入にあたり、とにかく情報が少ないことに大いに困りました。
なんせフィルムカメラ、Leicaとはいえ不人気の一眼レフカメラですからね。
そこで「LeicaR8とはどんなカメラなのか」がわかりやすいように、動画にしてみました。
やはり文章での説明より、動画の方が単純に情報量が多いですからね。

そんな需要皆無なムービーですので、稀有な嗜好の方は見てやってくだされ。

LeicaMとRの比較

LeicaMとRの比較

LeicaM3とLeicaR8が手元にあるという狂気の状態にいるわけでして、ちょっと比較してみようと思います。

といっても、レンジファインダーと一眼レフなので、比較するまでもなく全く別の代物。

なので超主観的な感想と作例をあげてみます。

LeicaM3なぜ半世紀以上も前のカメラに大枚を叩いたかというと、単純に物欲に屈しました。

今思うと、積年の憧れもありましたけれど、情報過多インターネット

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望遠レンズを無理矢理スナップ撮影に使ってみる。

望遠レンズを無理矢理スナップ撮影に使ってみる。

このザクのバズーカみたいな望遠レンズ、買ったは良いがなかなか使う機会がない。

野鳥撮影や子供の運動会といった特殊用途なので、当たり前なのだが至ってもったいない。

今回はそんなもったいない望遠レンズを無理矢理スナップ撮影に使うというマニア向けの暴挙をいたしましたので報告します。

撮影場所は廃校、哀愁とノスタルジーと人口減少社会の現場をご堪能ください。

圧縮効果半端ない!

ド田舎ではなかなか

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Leica R8 & Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5 津和野の町並みとオーバーインフ

Leica R8 & Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5 津和野の町並みとオーバーインフ

「狐の失せ物探し行列」イベント前後に津和野の町並みを撮影してみました。

camera:Leica R8

Lenz:Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5

film:FUJIFILM C200

雪化粧した津和野の山並み。

ピント合わせに癖があるので、序盤はピントずれ量産しております。

なまこ壁、いいですねえ。

このレンズはコントラスト強めですが、色合いがフィルムの特性と相

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Leica R8 & Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5 津和野町「狐の失せ物探し行列」を撮る

Leica R8 & Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5 津和野町「狐の失せ物探し行列」を撮る

そんなこんなでLeicaM3購入してすぐにLeicaR8を手にしたわけです。

自分でも何をどうしたいのかよくわかりませんが、写真を撮るのが楽しすぎるので良いとしましょう。

それでは、写真をご覧ください。※写真はネガフィルムをデジタイズ後、リサイズしています。

camera:Leica R8

Lenz:Vario-Elmar-R 35-70mm/f3.5

film:FUJIFILM C20

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