必殺技になりそうな小説のタイトル:簡易版~植物・虫・音編
今回は「必殺技に使えそうな小説のタイトル」を一挙に並べていきたい。あらすじの説明は基本的にしない。ただ並べるだけである。
植物系のタイトル
植物系の技を名づける際は、草や木、森だけでなく、花や果物についても想像できるようにしておきたい。
例には挙げなかったものの、ボードレール『悪の華』も良い。
虫系のタイトル
泉鏡花『高野聖』には蛭が登場する。谷崎潤一郎『蓼食う虫』は、ことわざ「蓼食う虫も好き好き」より。安部公房『方舟さくら丸』にはユープケッチャという架空の昆虫が重要となる。フランツ・カフカ『変身』は、虫に変身してしまった銀行マンの話である。伊坂幸太郎『グラスホッパー』のグラスホッパーはバッタを、『マリアビートル』のマリアビートルはテントウムシのことを指す。
虫から蜜や絹といったものにも連想を広げておきたい。
音系のタイトル
沈黙系もこのジャンルに含めることにした。村上春樹『ノルウェイの森』はThe Beatlesの『Norwegian Wood』という楽曲に由来している。ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』のモデルはベートーヴェンらしい。
長すぎるものの、横溝正史『悪魔が来りて笛を吹く』も面白い。
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