カルビーさん流エシカルなポテトチップス(だと思う)、「CHIPS NEXT Original」を食べてみた!
カルビーさんの新製品「CHIPS NEXT Original(チップス ネクスト オリジナル)」。
HPには「素材へのこだわり、食感へのこだわり、環境へのこだわり」と掲げられており、ホクレンさんとの包括連携により北海道の食の未来と持続可能な社会のために商品作りをしていかれるとのことから、カルビーさん流のエシカルなポテトチップスなのかな、と思い購入してみました(現在はオンラインショップ限定)。
エシカルに関わる者としては、「おいしさだけじゃない、地球にやさしい商品を届けたい。」「地球のことを考えた、環境配慮へのこだわり。」というHPの言葉がどこまで本当なのかが気になるところ。味ももちろんですけど。
まず郵送されてきたダンボールから。
「CHIPS NEXT Original」という商品名とロゴが印字されたダンボールは木材資源に配慮されたFSC認証のもの。認証マークがでかでかと印刷されているところにやる気を感じます。
エシカルな物作りに取り組んでいても紙ものは見落とされがち、とくに包装資材はには気をつかわないことが多いので、ここは流石と思います。
そのうち、ジャガイモの皮を再利用した紙とかを作って、そのダンボールで箱ができたりするのでしょうか・・。
開けてみると、ジャガイモの花をモチーフにしたという上品で落ち着いたパッケージに入った「CHIPS NEXT Original」が6袋入っています。
「ポテトチップスに、大人の余韻。」というキャッチコピーや価格帯からわかる通り、対象顧客は年齢層が上。たくさん入っていても食べきれずに食品ロスになるので、小分けにした上に袋にもチャックをつけ、少しだけ食べられることを実現していることがわかります。
袋の資材などが余計必要になっちゃうじゃん、ゴミが増えるじゃん、という揚げ足もとれますが、何にでもトレードオフはあるものです。その代わりというわけではないですけど、包装にも工夫をしているらしいので後ほどよく見てみます。
丁寧な商品説明のメッセージが入っていました。カルビーさんが「CHIPS NEXT Original」に込めた想いが伝わってきます。
つやつやしたこの紙は、何製なんでしょう。パッケージとインク等が同じなのかな?商品作りのこだわり・想いをのせたメッセージである分、これ何でできているの??という疑問が湧きました(裏面に何か説明欲しいです!)。
いよいよ、袋を開けます。
「CHIPS NEXTのパッケージは、通常のプラスチックフィルムではなく、特殊な加工技術を施したフィルムを採用し、できるだけ再生可能な原料を使っています。それによって、限りある資源である石油の使用を減らしました。また、植物由来原料のバイオマスインキとバイオマス度100%の素材を外装の一部に使用。地球にやさしい商品を目指しています。」
とのことで期待が膨らみます。ポテトチップスではなくその袋に期待を膨らませる人も世の中にはいるのです。
バイオマス素材を用いているという外装はややつやつやしていますがクラフト紙のような色合いと手触りで落ち着きます。皺というか折り目がつきやすい素材なのかなと思いましたが、工場直送の商品を食べている感がありいいです。
僕はこの外装の紙をはがしてみたのですが、すごく細かい繊維でできているようでした。引っ張ってみたりもしましたが、強度は高かったです。バイオマスの認証マークもついていました。ジャガイモの花の印刷等はバイオマスインキなんですね。
銀色の内装は、プラスチックフィルムではなく特殊な加工技術だそうですけど、これは違いは見たり触ったり舐めたりしてもわからない・・。
いろんな工夫が凝らされた袋なんだろうな、、と思いました。おそらくこれから先、バイオマスの部分を増やしたり、ジャガイモの皮など製造過程のロスを活用したり、食べ終わってからの回収と再利用のサイクルを作ったりと、たくさんある取り組みの可能性に向けて歩んでいる感じはします。
袋を開けると、ポテチさんたちがこちらを見上げていました。なんか可愛い。
「CHIPS NEXT Original」のポテトチップスは、厚かったです。
よくあるポテチの2倍くらいの厚みなんじゃないでしょうか。大きさは一口サイズで、もとのジャガイモの断面が想像できる、デンプンの濃淡がわかるような揚げ方をされていました。
キタアカリというジャガイモを特殊な貯蔵法で熟成させた「よくねたいも」(そのまんまの名前)を使い、揚げ方もこだわりがあるようです。HP等を参照してください。
厚みがあるので固いのでは?食べにくいのでは?と思いましたが全くそんなことはない。とてもサクサクで甘みがあり、食べやすいです。小分けになっていますけど1枚が厚いので結構食べごたえがあり、量的な不満もないかと思います(ここら辺は個人差ですが)。
味付けなどもせず、素材の味を楽しめるようになっているそうですが、物足りなさなどはなかったです。元の「よくねたいも」を食べてみたい!
というわけで、あっという間に完食。美味しかった。ごちそうさまでした。
カルビーさんは働き方等の取り組みを進められていることもあり、社会的な意識などは多く持たれている会社さんかなと思うので、これからもよりエシカル、サステナブルな商品を出していって欲しいです!
武田雅子さん、現場からは以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?