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「産科フィスチュラ撲滅国際デー」インスタライブ。こんな時こそ取り残されてしまいそうな人を思いやること(エシカル100考、106/100)

5月23日は「産科フィスチュラ撲滅国際デー」です。

「フィスチュラ」って聞いたことありますか?

産科フィスチュラ研究・啓発団体のララアースさんから引用すると「出産時に赤ちゃんの頭が長時間産道を圧迫することで血流が遮断し、組織が壊死して生じる瘻孔(ろうこう)を指し、分娩遷延または分娩停止の合併症」だそうです。※バナー画像等、ララアースさんからお借りしています。

「国連人口基金は産科フィスチュラを『 最も深刻で悲劇的な出産傷害の1つ 』として分類しています。難産→死産を経験した上にフィスチュラを患う… 想像を絶する悲劇です。身体的・精神的な苦痛に加えて、スティグマにより社会的にも甚大なダメージを受け続けます。」とのこと。

ララアースの小笠原絢子さんは、このフィスチュラを知ってもらうこと、手術費用の寄付を集めること、その他さまざまな研究や情報発信を行っており、エチオピアにあるフィスチュラ病院も訪問していらっしゃいます。

例年「産科フィスチュラ撲滅国際デー」には活動報告やトークイベントを行ってらしたのですが、今年はコロナのために行えず、、。

それでもめげずに、23日20時からララアースのインスタ( https://www.instagram.com/ao_lalaearth/ )でライブを行ってくださることになりました!僕もちょっと登場するかも、です。

コロナへの対応は、世界中の人類共通の最優先課題で、医療現場では人も資材もがそちらに振り向けられています。それは大事です。でも、それで取り残されてしまう病気の患者さんが沢山いるのは、皆さんご存じの通りです。

フィスチュラ罹患者のような、暮らしの中で隠されてしまうこともあり、いわゆる先進国ではあまり知られていないような症状の患者さん、見えにくい弱者、ただでさえ取り残されがちな人たちは、こんな時は真っ先にあっさりと忘れ去られてしまうように思います。

それは僕は嫌です。

SDGsの掲げる「誰一人取り残さない」という理想が非常に困難になっているのは、よくわかります。フィスチュラの患者さんだけでなく、真っ先に忘れられてしまう見えにくい弱い方たちに対して何ができるかといっても、大してできることがない時期であることも承知です。できるのはランチ分の寄付くらいかもしれません。

でも想いを馳せるということはできます。

ずいぶん情緒的ではあります。苦しんでいる当事者の方には何の足しにもならないでしょう。それでも、自分が知らないどこかに取り残さされてつらく孤独な思いをしている方がいることを思いやることは、大切だと信じます。

そのうち、きっとご本人に届く日があると願います。

一人でも多くの方が知るだけで、そのうち何かが変わっていくはず。

コロナと、それに続く経済不況のために自分自身や身の回りのこと、目先のことを見据えないといけないですが、状況を脱して未来をつなげていくためには利他の精神、誰か(人だけでなく)を思いやることがことさらに求められていくと思います。

だからこそ、明日の「産科フィスチュラ撲滅国際デー」には一緒にララアース小笠原さんのお話しを聞いて、フィスチュラの患者さんたちという取り残されてしまいそうなみなさんに想いを馳せていただきたいなと思います。

以下、ララアースFBからの引用です。

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5月23日 20 : 00 ~ インスタライブ開催します!

Instagram → ao_lalaearth
※ フォローの際はお名前と一言メッセージをお願いします。

ぜひお気軽にご参加ください!

【 5月23日は産科フィスチュラ撲滅国際デー 】
ー International Day to End Obstetric Fistula ー

< 産科フィスチュラとは >
http://fistula.jp/
国連人口基金は産科フィスチュラを「 最も深刻で悲劇的な出産傷害の1つ 」として分類しています。

難産→死産を経験した上にフィスチュラを患う… 想像を絶する悲劇です。
身体的・精神的な苦痛に加えて、スティグマにより社会的にも甚大なダメージを受け続けます。

< ララアースとは >
産科フィスチュラ研究・啓発団体ララアースは、過酷な状況を生きるフィスチュラ患者が修復手術 + リハビリを受け、せめて妊娠前の身体に戻れるように… という思いを込めて、その費用 ( ひとりあたり約6万円 ) を捻出するための活動を続けています。
2018年8月、エチオピアにあるフィスチュラ病院を訪問し、日本での活動を紹介して来ました。

< 1コインプロジェクト >
ララアースはフィスチュラ基金に70万円を送金し、11名分のフィスチュラ修復手術 + リハビリ費用を捻出しました。

寄付サイトはこちら
https://fundraising.hamlin.org.au/ayakolalaearth

産科フィスチュラの治療と予防に役立つ活動に賛同していただけるようでしたら、ayako@fistula.jpまでご連絡をお願いいたします。

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産科フィスチュラ研究・啓発団体 ララアース
代表 小笠原絢子

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-15-3 Maffice北参道
mail:ayako@fistula.jp
web:http://fistula.jp/
FB : https://www.facebook.com/lalaearth.jp/
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