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やさしさに救われて「キャリコンサロン編集部」#21

キャリコンサロン編集部マガジン、今回のテーマは、やさしさに救われて。

やさしさに救われたことは、何度もあります。ただ、その時に思いをすぐに忘れてしまい、他人に優しくない自分を毎回、反省しています。

大きな出来事としては2つあるんですが、一つは「胃ガン摘出手術」で入院した時のこと。診断結果を聞いた時は、目の前が真っ暗になりました。

とにかく不安に駆られて「経験者の先輩」(かなり疎遠になっていたんですが)にメールしたところ、自身の体験談を事細かに教えてくれました。これが本当に助かりました。(この経験から、私も当時の記録はしばらく残していました)

その後も、私の不在を預かってくれた同僚、業務を引き継いでくれた部下、そしてサプライズで病室に尋ねてくれた上司。本当にありがたかった。入院生活はどうしても社会と切り離された感が強く、退院後、初めて出社した時に「お帰りなさい」と言われた時は、涙がでました。

もう一つは、私が退院してから5年目に起こりました。今度は妻が脳卒中で倒れました。あの時は自分の時よりも動揺していたと思います。

幸い、手術は成功。意識がじょじょに回復し、言葉を発せられるようになって、回復期リハビリ病院に転院させました。

初めて見た「リハビリテーション病院」。若い療法士さんたちが、それこそ付きっきりでトレーニングをしてくれました。時に優しく、時に厳しく。ただ誰もがプロフェッショナルだな、と感じました。そしてそこを退院後も、障がい者コミュニティ、ケアマネージャーの方など、様々な方に助けられて、今に至ります。自分が知らなかった世界、決して「優しさ」だけではないと思うのですが、この時期に私が受け取ったものは大きいと感じています。

人に「優しく」ありたいとは思っています。ただついついそうなれない自分がいます。(自分の本質は優しくないんだろう、と思っています)
ですので、こうした出来事を時折、振り返って内省しています。

では、このへんで。「読んでいただいて、ありがとうございました」

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