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夏目漱石の魅力に今更気づいた話



お金の話じゃなくてごめんね。


今回は、読書がテーマです(^。^)



最近読書ブームが
微妙に再熱している中で

夏目漱石の「吾輩は猫である」を
読んでいるのですが



これが”早速”面白い。


何がってレトリック(比喩表現)がよ。


読書馴染みがない人にも
わかりやすく言うと
「化物語」みたいな言葉遊びが
随所に炸裂していて
お札になるのも納得の作風でした。



村上春樹好き
西尾維新好きはぜひ
”読まず嫌い”せず
一度手に取ってもらいたい逸品。



ちなみに僕の推しは、ブラック羽川。

羽川髪切って急に可愛くなったよね

「親同士が仲が悪いって、それだけで”虐待”みたいなものだからね。」

猫物語より


あと、このtシャツかわいい(笑)

ヴィレバンに売ってるっぽい



全然関係ないから話を戻そう。




遠回りするのも猫っぽいでしょ?笑

道草を楽しむのが旅の醍醐味。




具体的にどんなレトリックがあるかと言うと

人間の眼はただ向上とか言って空ばかり見ているものだから、我らの性質は無論相貌の末を識別することすら出来ぬのは気の毒だ。

吾輩は猫である(上)p28より


猫などはそこへ行くと単純なものだ。
食いたければ食い、寝たければ寝る、
怒る時は一生懸命に怒り、泣く時は絶体絶命に泣く。
第一日記などという無用なものは決してつけない。
つける必要がないからである。
主人のように裏表がある人間は日記でも書いて世間に出されない自己の面目を暗室内に発揮する必要があるのかもしれないが、
我ら猫属に至ると行住坐臥(ぎょうじゅうざが)、行屎走尿(こうしそうにょう)ことごとく真正の日記であるから、
別段そんな面倒な手数をして、己の真面目を保存するには及ばぬと思う。
日記をつける暇があるなら縁側に寝ているまでのことさ。

吾輩は猫である(上)p36より

思うにこれは主人の病気で
贅沢な人が龍文道に鳴る松風の音を聞かないと寝つかれないごとく、
主人も書物を枕元に置かないと眠れないのであろう、
してみると主人に取っては書物は読む者ではない眠りを誘う器械である。
活版の睡眠剤である。

吾輩は猫である(上)p184より

など、猫の目線で人間を語られる世界観。


改めて文章にすると
死人目線で語られた乙一の「夏と花火と私の死体」を思い出す。



読書に時間を奪われ続ける人生もあれだけど
たまには良いもんだよ、読書で一日を過ごすのも


朝からビールじゃないけど、究極の贅沢って感じ。



エアコンの効いた部屋で
キンキンに冷えたブラックコーヒーを飲みながら
全裸で読書なんて乙じゃない?

みんなも良い夏休みをd(^_^o)


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