見出し画像

”第2のふるさと”~弟子屈町ワーキングホリデー体験記~

皆さんこんにちは。
弟子屈町ふるさとワーキングホリデーに参加したフェルディこと、
みなみいけんたです。

今回のワーキングホリデーはだいたい一週間程度。
短い時間ではありましたが、

人生で一番寒い一週間を過ごして、
人生で一番早起きする一週間を過ごして
人生で一番たくさんの面白い人に会えた一週間を過ごしました。

最高に楽しかった今回のワーキングホリデーを振り返りながら、
感じたこと、今考えていることについて書いていきたいと思います。


弟子屈町の自然

初北海道

僕は今まで一度も弟子屈町に訪れたことはありませんでした。
それどころか北海道に上陸するのも今回が初めて。
寒いことはわかっていたので、防寒対策をきちんとして向かいましたが、

それでも北海道の大地に足を踏み入れた瞬間、
思わず「寒い~。」と口にしていました。
しかし、現地の方(役場職員さん)いわくめちゃくちゃ暖かい日だったそうです。
上陸するや否や「今日は暑いよ。」とおっしゃられた時は、
自分はとんでもないところに来てしまったと感じたのをよく覚えています。

氷点下10℃以下の世界

慣れたとは言いつつも、マイナス10℃を下回り始めるとさすがに寒い。
というか、寒いを通り越して痛い。

本州で育ってきた自分にとって、マイナス10℃は未知の領域で、
とても生活できる気温じゃないよ!って思っていました。

車のエンジン部分にできた氷柱。厳しい寒さの北海道(道東)ならではのサイズ。

”厳しい自然環境だからこそ、美しい自然を見ることができる。”
期間中に体験させていただいたカヌーガイドさんがおっしゃられていた言葉です。その言葉の通り、未知の寒さの中で、自分が今まで見たことがない”自然の美しさ”をたくさん見ることができました。

というわけで、ここから私が弟子屈で体験した美しい自然体験集の一部をお届けします。

釧路川カヌー

ダイヤモンドダストが美しい冬の釧路川カヌー。
寒い時間のほうがきれいに見えるとのことで、朝6時にペンションに集合して体験してきました。

手の感覚がなくなるかもと思いながら撮影した写真。幻想的すぎる。
早起きした甲斐がありました。

硫黄山&温泉

川湯温泉近くにある硫黄山。山肌から硫黄が噴き出すという異様な光景。
凍えるような寒さの弟子屈ですが、実は温泉が有名。温泉熱や地熱で、電力まで賄っているところもありました。弟子屈の地熱のすごさに震えました。

匂いはきついけど、自然のすごさを直に感じられる場所でした。
屈斜路湖のほとりにあるコタン。天然の露天風呂。

摩周湖

日本一透明度が高い湖で有名な摩周湖。
期間中に2回、日の出を見に行きました。神秘的という言葉がとてもよく似合う光景でした。ただ、寒すぎいいいい!

摩周湖のテラスから見える北海道の大地。雄大。
日の出の瞬間。神秘的。

このほかにもたくさんの自然を堪能してきた私たち。
目に映ったすべての自然が、今でも頭から離れません。
今回見ることができたのは、美しい冬の雪景色だったけれど、違う季節に来た時にどういう風に映るのか気になりました。

夏だったら、緑が豊かなのかな。
秋は紅葉が見れるのかもしれない。
春はどんな感じなんだろう。

想像するだけでも楽しいです。次は違う季節に訪れよう。

といった感じで、、、
厳しくも美しい冬の弟子屈の自然をしっかりと堪能できました。

弟子屈での出会いと経験

ここまでの内容だと、あなた本当に働いていたの?と言われても仕方がないということで、ここから先は僕が就労先としてお世話になった
”TESHIAKGA HOSTEL MISATO”さんでの体験と
ふるさとワーキングホリデー中の素敵な出会いについて書きたいと思います。

TESHIKAGA HOSTEL MISATO

就労先のTESHIKAGA HOSTEL MISATOさん(以下美里さん)は、とても素敵なゲストハウスです。観光の時にふらっと宿泊するのもよしですが、それよりも弟子屈町で暮らしながらリモートワークしたり(ワーケーション)、町内のイベントに合わせてそのお手伝いのために滞在したりのように、中長期的に滞在するときにとてもお勧めできる場所です。

美里の外観。かつて民宿だった建物をゲストハウスとして活用。

一番の売りは、滞在者、地域住民との温かいつながりだと感じます。

ゲストハウスを運営されているかおりさん、ななみさん、地域おこし協力隊の川上さんや高橋さんをはじめとして、たくさんの素敵な方々と交流することができます。地域の方もひょこっと顔を出してくれたりします。

そんなゲストハウスの雰囲気につられてか、
訪れる滞在者の皆さんも素敵な方ばかりでした。
めちゃくちゃ面白いおじちゃんたちや、日本語がとっても上手な海外の方などたくさんの人たちと自然と交流ができました。

一緒にお酒を飲んだり、ご飯食べたり、休みの日には一緒に観光に行っちゃったりもして、とても楽しく暮らせました。

そんな美里に宿泊させていただきながら、ゲストハウスのお手伝いや
自分が得意な動画の編集などをさせていただいたわけです。

美里で雪かきしたときの写真。
滞在者の徳田さんと一緒に観光。めちゃくちゃ面白い人です。

ちなみに地域おこし協力隊の川上さん、高橋さんが中心となってつくり上げたYouTubeチャンネル「弟子屈町公式チャンネル」はご存じですか?

自治体が公式で運営するYouTubeチャンネルの中なら日本で一番素敵な動画を出していると思いますので、是非チェックしてみて下さい。
ひょっとしたら僕が編集した動画もアップされるかもしれません。

たくさんの出会い

弟子屈町には元気で面白くて、そして弟子屈町のこと、弟子屈に暮らす人々のことが大好きな素敵な人がたくさんいらっしゃりました。
今回出会えたのはそのほんの一部の方だったと思いますが、それでも本当にたくさんの方に出会えました。

バイク大好きな地域おこし協力隊の方がいたり、
犬をたくさん飼っているムキムキ役場職員さんがいたり、
元ヨガインストラクターが店主のすてきなカフェがあったり、
農業を全力で研究する温室栽培農家の方がいたり、
仲間と仕事するのが大好きなイケイケお兄さんがいたりと

多様な価値観で全然違う尖り方をしている人たちが集まっていました。
でも、みんなが弟子屈のことが好きだからこそ、同じ方向を向いているような感じで、言葉では言い表せない”パワフルさ”町全体からを感じました。

これからもっと元気で面白い町になるんだろうな~。

最終日前日の慰労会。みんな大好きです。

上手くは伝えきれてないと思いますが、こんな感じで
ワーキングホリデーを通じて素敵な出会いと仕事体験をさせていただきました。

今、思うこと(まとめ)

一週間という短い間ではあったんですが、
とても濃密で温かい時間を過ごしてきました。

ここで少し私の話をさせていただきます。

現在大学3年生の私は”休学”という選択肢を選び、
この4月から1年間じっくりと自分のやりたいこと、今の自分がやりたいと思っていることにしっかり向き合おうと思っています。

選択肢を選んだのはいいものの、ここに来る前までは本当に休学することが正しいのだろうか、やりたいことに向き合うということを盾にして、”社会に出て働く”ということから逃げようとしているだけなのではないか、覚悟が決まってないだけなんじゃないないだろうかと、整理がつかない不安を感じていました。

そんな状態の中、弟子屈に来て、
言い方があっているかはわからないけれど、
生きたいように生きている皆さんと出会いました。

そして皆さんと関わったり、お話していくうちに、
久しぶりに自分の身体の内側から、やってみたいことやなりたい姿が湧いて出てくるような感覚に出会いました。

”ああ、そうだった。この感覚のために生きているんだ。
合ってるとか正しいとかじゃなくて、
自分のために、自分の好きな人のために、好きな場所のために生きたいんだった。だから、今自分がやりたいと感じていることに向き合うために休学を選んだんだ。”

みたいな感じで、来る前に感じていた不安が不思議と不安なんだけど楽しみに変わってきて、この1年、そして今後の人生を自分がどう生きていきたいかをあらためて考えるきっかけを与えてくれました。

ちょっと何を言っているか自分でもわからなくなってきたので、この辺でやめますが、今回のワーキングホリデーは僕にとってかけがえのない出会いと経験ときっかけをくれたと感じています。

自分がどう生きたいかを立ち返ることができるという意味でも、
弟子屈は”第2のふるさと”になりました。

素敵な自然に囲まれて、
自分のまちと自分の仲間と自分に誇りを持っているパワフルな人がたくさんいる弟子屈町。

”ノリと勢い”で選んだ最高のまちに、このタイミングで訪れることができたこと、とても幸せに思います。

皆さん本当にお世話になりました!!
そして、またお会いしましょう!!

拙く、そして長い文章をお読みいただきありがとうございました。