Tese Hirata

フォトジャーナリストを目指して。 まずは毎日、撮った写真の解説をあげてみる。読んで思っ…

Tese Hirata

フォトジャーナリストを目指して。 まずは毎日、撮った写真の解説をあげてみる。読んで思ったこととか、写真の感想とか、気軽にコメントしてくださると嬉しいです。

最近の記事

iPhone13のカメラについて思うこと

iPhone13が登場した。カメラの機能も格段と上がったらしく、ピンボケを好きに調節できるらしい。しかも撮った後で。 カメラで写真を撮る時、ピントやボケは撮る前に即座に決めるから衝撃だった。今まではそれが当たり前だったろうし。 現代の写真はデジタル、後からいくらでも編集可能。 ピント調節の次は何が後から編集できるようになるのだろう。 レンズとセンサーで補っている光学や階調表現などもデジタルデータが詳細なら後から編集できちゃいそうだし。 今まではレンズの反射によって拡大す

    • 写真紹介 Vol.37 「面で切り撮る」

      俺は昔から写真を面で撮ることが多いような気がする。 写真というのは二次元なので、知らず知らずのうちに見る景色を面で切り取ってしまうのかもしれない。 面で捉えると確かに構図は撮りやすいし、切り取る場所も見つけやすい。 ただあえて面で切り取るならまだしも無意識に面で捉えてしまうのは危険な気がする。対象物は三次元に存在するのだから。 意外と盲点なところだったので、今後はもっと意識しようと思う。 この写真は東京国際フォーラムで撮った。二階の通路から下のタイル張りの広場と

      • 写真紹介 Vol.36 「Hi-FiとLo-Fiの間」

        昨今、カメラの技術の進歩から高忠実な写真を撮ることが可能になった。 Hi-Fi(High-Fidlity)といわれるものである。 こういった写真は、広告写真や旅行パンフレットの風景写真に多い気がする。 あらゆる最新技術を駆使して撮影する。 それに飽きたというか、過去に回帰したくなったというか、対抗するような存在としてLo-Fi写真が登場する。 どこかノスタルジックでピントが合いすぎないような写真。 写ルンですで撮ったような写真のことだ。 このムーブメント自体

        • 写真紹介 Vol.35 「サル!」

          サル。サル! すいません手抜き回です。 別カットもあるはずだけど紛失。 ちなみに彼?彼女?はカンボジア製。 お尻が赤かったので日本猿てきなやつだろう。日本だけに生息していると思っていたから、意外とユニバー猿なことに驚き。 では去ることにしよう。 2021/9/17 #カメラのたのしみ方 #振り返りnote

        iPhone13のカメラについて思うこと

          写真紹介 Vol.34 「曇の日、都会の夜空はオレンジ色」

          曇りの夜、都会で空を見上げると、赤紫色というかオレンジ色というかなんとも言えない色をしている。 都会の光は強いから、雲に反射してそんな色になるのだろう。 その色は汚らしく、万物と相性が悪いから嫌いだった。 この写真、ピンクのタワーと右端の赤い電気のせいで写真全体は赤っぽいが、真ん中のストライプ柄の二棟のビルの上らへんは都会の曇り夜空の色をしている。内容を象徴するような写真でなくて申し訳ない。 誰もが一度は見た空の色だろう。 だが最近、その色も受け入れられるように

          写真紹介 Vol.34 「曇の日、都会の夜空はオレンジ色」

          写真紹介 Vol.33 「写真と絵画の境目」

          写真のデジタル化が進み、写真の表現は無限になった プリントしたものに加工を施しオリジナリティを創出してたモノも、Photoshopなどの登場により簡易的に絵画的な仕上げをできるようになった そんな時代、写真と絵画の違いはなんだろう 0から100を写真で描ける時代、写真の存在意義はなんだろう やはり絵画との明確な境は、現実の介在だと思う 現実を写して、僅かさえも残してからこそ写真である イメージと現実の境目、それが写真というモノの限界なのではないか Instagr

          写真紹介 Vol.33 「写真と絵画の境目」

          写真紹介 Vol.32 「もう夏が恋しい」

          雨、曇り、雨、雨。これが終わったらきっと涼しげな秋晴れに出迎えられるのだろう。 そう思うとすでに夏が恋しい! 今日は気が進まないからこれで終わり!! Pray for NY. Pray for Victims of the Terrorism and their families. 2021/9/11 #カメラのたのしみ方 #振り返りnote

          写真紹介 Vol.32 「もう夏が恋しい」

          写真紹介 Vol.31 「雨によって色が滲み出る」

          今日は手短に。二枚続けて紹介する。 雨は嫌われ者だが、意外と良い物だと思っている。 俺が思う雨の良さとして、一つあげられるのは、発色の美しさだ。 淡い光が湿った対象物に当たることで、本来持つ色が滲み出る。 反対に晴れの強い光は、時に対象物が本来持つ色を消してしまう。 そう思うと、雨と紅葉の相性ってのは良い気がする。 捨てたもんじゃないぞ雨。 最近、季節の変わり目か、雨の日が続く。 天候は変えられないからこそ、天気に合わせた楽しみ方を見つけても良いのかもしれ

          写真紹介 Vol.31 「雨によって色が滲み出る」

          写真紹介 Vol.30 「Wall Flowers」

          この写真、wall flowers ぱっと見意味がわからないかもしれない。 wall flowerという言葉は最近知った。 日本語にすると壁の花。 パーティなどでその場の雰囲気に馴染めず壁側に立ってる男女のことだそうだ。 インキャという言い方は嫌いだが、そう表現すればわかりやすいだろう。 紹介に戻る。 この写真はストロボを焚いてある。ストロボの光は強い、ストロボを当てられたモノは凹凸があるはずなのに平面に見える。 そして弱い光を発するモノも強い光によってその光を失う

          写真紹介 Vol.30 「Wall Flowers」

          写真紹介 Vol.29「後塵」

          正直、自分には0から1を生み出す才能は無いと思う。 白い画用紙に一発で何かを描くことはできない。だから現実が介在する写真を好むのだろう。 そして勉強をし、引き出しを増やし、引き出しと引き出しを結びつける試行錯誤を増やさなければいけない。 天賦の才が無いからこそ、その努力が必要なのだ。 高原社会。平らな原野から飛び立つには、追い風が吹く坂を登るのより難しい。俺は羽も自分で拵えなきゃならなそうだから尚更。 自分はいつも年齢の後塵を拝してる気がする。 まずはその塵を

          写真紹介 Vol.29「後塵」

          写真紹介 Vol.28「モダンモミジ」

          秋は神保町、イチョウが色づいて綺麗である。 夜は水銀灯みたいなオレンジ色の街頭がイチョウを東京の街に合わせてドレスアップ。 いわゆる紅葉って感じではないが独特の雰囲気があって良い。新しくも古くもない、高くも低くもないビルが並びつづける道によう似合ってた。 2021/9/7 #カメラのたのしみ方 #振り返りnote

          写真紹介 Vol.28「モダンモミジ」

          写真紹介 Vol.27 「眩しかった夏」

          木は可笑しい。 冬は寒いのに裸。夏は暑いくせに厚着している。 夏初め、そんなことを考えていた。安っぽい夏に浸り、酔いながら。 9月6日。 ふと見た公園の木葉は秋に向けて準備をしていた。 現実味を帯びた風が通り抜ける。 夏はまだ、俺にとって眩しかったのだ。 2021/9/6 #カメラのたのしみ方 #振り返りnote

          写真紹介 Vol.27 「眩しかった夏」

          写真紹介 Vol.26 「古いSF映画」

          羽田空港第一ターミナルで撮った。 古いSF映画に出てくる近未来を感じた。 ちなみにこの場所は改装されてしまった。 なのでもう見れない。 2021/9/5 #カメラのたのしみ方 #振り返りnote

          写真紹介 Vol.26 「古いSF映画」

          写真紹介 Vol.25 「PSYCHO-PASS」

          更新が途絶えまくっていた。 今日から再開していこうと思う。 この写真は上越線の土合駅で撮った。去年の真夏っぽい日に。 ホームから続く長い長いトンネル階段を抜けた後、陰気な空間に突如として出現する物体。どことなく恐ろしい雰囲気があった。 黄ばんだ白に苔が昇り錆が垂れた物体。妙に大きくこちらに向かって尖った物体。人でも殺してそう。 この物体、なんだか気になって調べたら風除けらしい。トンネルから吹き上げた強風が奥に続く通路へと吹き抜けないように。 物には心があるって

          写真紹介 Vol.25 「PSYCHO-PASS」

          写真紹介 Vol.24 「銀山温泉雪景色」

          俺は何事も中途半端な男だ。でもそんな男が唯一のめり込んで、努力を感じないものがある。それが写真だ。 好きだからこそ、何時間も写真を撮ってられるし向き合える。 正直、技術も考えも経験もまだまだだと思ってる。センスも限界を迎えるかもしれない。だけど写真に対する思いは人一倍強いのだ。 この写真を撮った時もそう。山形の銀山温泉で撮影したのだが、赴いた日が冬一番の大雪の日だった。 寒くて手の感覚はすぐ無くなり、冷たい三脚をずっと構えてたが苦を感じなかった。多分、本気で好きな

          写真紹介 Vol.24 「銀山温泉雪景色」

          写真紹介 Vol.23 「虹は偉大」

          虹に振り向く人は多い。虹が出れば誰もが眺め、スマホを構えてる。 虹っていうのはそれだけ人に与える影響が大きいのだろう。だから虹は偉大だ。 ここ数日、立て続けに虹を見た。虹のような出来事は起こらなかったけど。 この写真はその出会った一本を撮ったもの。でかめな虹だった。 大きさと偉大さを強調したく、建物と船を入れた。望遠で全体ではなく一部をあえて切り取った。 これは写真家ってよりカメラマン的な写真だね。 ただ、ここだけの話、俺は虹にあまり惹かれない。なぜなのかは自

          写真紹介 Vol.23 「虹は偉大」