吉岡 輝
自己紹介と、移り変わる関心事など

自己紹介と、移り変わる関心事など

吉岡 輝

 何事にも、まんべんなく興味があります。
 ただより深く関心を抱くであろう時その判断軸として、自分(自分たち)がどのような世界でどんなふうに生きることができるのか、そして何をどのように整理すれば、より生き延びやすくなるのか?を、割と常に考えています。

 自分が見た(見てしまった)感じた(感じてしまわざるを得なかった)具体的な出来事を切り口に、可能な限り率直で、そして素直に感想を書き留めています。
 そうすることで、どこかで同じように考え込み、ときには葛藤を抱くような境遇にいる方にとって何か突破口となればという思いのもと、少々間接的ではありますが「きっかけ」づくりをするため、話を押し拡げるための言葉を紡いだり、遺したりしています。
 

 「私たちは、自分の時代と恥ずべき妥協をし続けている。この恥辱の感情は、哲学の最も強力な動機のひとつである。」

哲学とは何か』より

 先の引用は、哲学者のジル・ドゥルーズの言葉です。
 「誰かを救う」「社会を変える」などと大それたことを言うつもりはありませんが、少なくとも『誰かに寄り添うことができる』ような、『社会に蔓延る許しがたい出来事と対峙する』ために、僕はいま自分のフィラソフィーを構築しているのだと思います。

 構築中の、自省とも捉えることのできるその過程では「当事者研究」と呼ばれるメゾットを試みています。例えばですが、「課題を抱えてしまった時、自分は一体どのような精神状態にあったのか?」「ある過去の一定の状況では、自分は一体どのように感覚を研ぎ澄ますこととなったのか?」などを明らかにし、本人の特徴や特性を探ります。
 当事者研究は自己内省でありかつ他者を媒介する思考法であり、というのもその内省成果・思考結果を必ず複数の聴衆に向かって発表することが要となって、精神的な疾患や症状にも治癒効果がもたらされるようです。
 自分に設けられた時間で体験することのできた瑞々しい出来事とそれらを通して垣間見たある種生々しいものごとについてこの試みを通し、「こんなことがあった」と書き残すことによって、先に述べた「誰かに寄り添うことができる」ためになれば幸いと思っています。

 自分の生が尽きるのか先か、いえ、生きている限りは続く試みなのだということを自覚し、ゆっくり進みます。
 

 「当事者研究」については、書籍「当事者研究の研究」に収録されている、小児科医の熊谷晋一郎さんの『痛みから始める当事者研究』を参照しています。
 
 

 これまでの境遇

 1992年生まれ、兵庫県神戸市育ち
 過去にはオーストラリア(シドニー)、東京で時間を過ごしました。

 訪れたことのある国は、オーストラリア・韓国・イギリス(2022年1月現在)、2023年以降タイミングを見計らって世界をぐるりとまわることを予定中。
 世界一周となるとどこか突拍子もないことにきこえますが、「自分の力で、人生の可能性を押し拡げることができた」原体験がありました。
 それはきっと日本の中でもそうなのかもしれません。

 前述のような超個人的な巡り合わせを顧みたとき、どこにいるかそのときどきで、私たちには役割分担というのがあると思っています。
 得手不得手を認めるか否かで、自分に残された時間を有効に使うことができるかどうかが、自分の生きる「社会」のなかでどのような影響を受け、そして及ぼすことができるのかがある程度は決まるのだと思います。

 そこで自分自身の人間性には「抵抗がない」「恐れない」「欲がない」といったトレイツ(特性・気質)がたまたま備わっていることから、自分の人生の使い道として旅することで「世界を観る」ことで知る得る事柄や出来事を、『できるだけありのままに(リアリスティックに)かつ希望を抱けるように(ドラマティックに)情報として残す』(「伝える」というと個人的におこがましく感じます)ことを目指すことにしています。その方法として、
 
1:様々な国々の境遇や文脈を知り、現地で決まった期間を過ごす
2:日本という国の内実と外界の実情を比較し
3:自分たちが生きる社会や環境を選ぶ際に参考となるような、未来をつくるきっかけを残す

 メディアに所属するわけでもなければ、政治に関わるような場で発言するような立場ではなく、かつ教育機関において発見・研究・予想された内容などを思いつく限りのかたちで後世に遺すことは、のちに個々が各々の未来を考えることに繋がるのでは?と構想している状態にあります。

 情報とは押し付けるものでなければ、伝えるものでもない、と解釈しています。
 情報を蓄える意味とは、その『情報』と呼びえそうな何かが、どこかで必要としている誰かによって探し求められて「取られた」「引き出された」結果ようやく『情報』として成立する、のだという姿勢なので、その誰かにとって正しいタイミングが訪れたときのために、「こんなふうに観察できますよ」「このような決断もありかもしれません」などと限られた時間のなかで導かれたものを、自分が残せる範囲で残しておこうという考えです。


 他方、どこかで『気楽に「集える場」を設えることで、安心を。』を掲げ、事業を興すことを考えた時期もありました。


 生き方や考え方、の選び方

 パンデミック下の日々を経て今思うこととしては、自分の手が届く範囲にいる方々やその環境に働きかける人間に自分自身はどう目指すか。
 また同時期に読書を始めたことで、私淑するに至った方々もいらっしゃいます。
2021年には、山口周さん、楠木健さん、内田樹さんのお三方の文章を読むことが多くなりました。
2022年に入り、養老孟司さん、森博嗣さん、橘玲さんのお考えを知ることが増えました。また成田悠輔さん、岡田斗司夫さんが出演しておられる番組を中心に拝見しています。

 「関心を持つとか、勉強をするとかが重要だとすると、まあそれは何が正しいのか、何が真実なのかっていうことを突き止めることではないんじゃないかと思ってるんですよ。で、むしろその真実とか何が事実なのかっていうのはどこまで行っても解決できない問題であると。で、解決できるように見える時っていうのは、だいたい政治的な勝者とか経済的な勝者っていうのがいて、その勝者が歴史を書き換えるってかたちで真実と呼ばれるものがつくられていく、と。」

動画 10:53~、成田悠輔さんの発言より

 哲学と社会学に向き合うことで社会の仕組みを知ることができ、いち個人でありながらも僕自身が手伸ばして届く距離の「社会」に働きかけるための術となるのではないかと考えています。
 「勉強してもそもそも答えはない」と肝に銘じ、どこかで好奇心が失せるのか、はたまた自分の力が先に尽きるのか、そこが個人的には気になります。

 「〇〇学をやっても意味がないと考えてはいけないのです。こんなに一生懸命やったのに、やっぱり答えが出ないということがわかった。良くわからないということがわかった。それは意味のあることではないでしょうか。」

養老孟司さん著『超バカの壁』より


 座右の銘は『禍福は糾える縄の如し』、生活においては『融通無礙』。
 何事にも通底する大事なことで「目の前で起きていることを認め、永遠に続くと思いえたことでも実際はそうでもなく、すべては邂逅的」ということがあります。

 10代の頃に「なんでそんなことやるの?」と、僕自身が思っていた「英語」をはじめ、「お酒」を飲まないのにも関わらずそれらを扱う仕事や、「読書」など20代になり取り組み人生ががらりと変わったことから、やはり30代でも20代の自分自身が「なんでそんなことやるの?」と疑問を抱くような事柄を中心に意識を配り、より人生が生きることに値するものになればと思っています。


 noteで文章を残す理由

 自由奔放に生きてきた節があります。振り返れば、親をはじめとし親戚、学校の先生など「大人たち」がそれほど関与してきた人生ではありませんでした。「褒められることをやる」人間でなく、「誰かと比べられ、競争を促されたり言及されること」については特に気持ちが失せた記憶があります。

 「周囲がお膳立てをして発揮させたり、伸ばしたりするたぐいのものではありません。むしろ周囲が押さえつけにかかっても、それでもその人に残っているものこそが個性なのです。」

養老孟司さん著『自分の壁』より

 そのような自我を貫いて成長してきたので、幼い頃の僕からしてみれば「〇〇のようなことについては(最低限)ヒントがほしかったな」という気持ちがなきにしもあらず。というのも、自分一人で塞ぎ込む(考え始めた、とは言えません)ようになる前またはその最中において、「なぜ〇〇でなければならないのか?」「それ(自分に向けてのその発言)はどういう意味なのか?」と、周りにいた「大人たち」に唱えるように発していた疑問に対して納得のいく返事を受けた記憶がない、ということがあります。
 もちろん考えられる理由として、僕自身という人間が他者の話に聞く耳を持っていない者だというふうに判断されていたのかもしれませんし、逆も然りなのだと思います。

 これまでの自分が感じたそのような違和感まみれの記憶をたよりに、世の中と折り合いをつけるためには、その頃の自分にしてみれば、本当は「大人たち」から『何を聴いておきたかった』かを省みながら、何かを綴る際の内容のあて先として、過去の自分(10代から25歳になる前までの僕自身で、25歳になる前とは海外移住を決断する頃でした)をどうにか助けるようなかたちのものを、と考えている場合もあります。


 作成: Dec 26, 2021
 追記: Feb 28, 2022

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吉岡 輝
哲学、社会学に関心があります。世界を観て、未来を考えるきっかけ探しをする。