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#5. 宇宙エナジーTERUの「インド・ネパール放浪記」

こんにちは!宇宙エナジーTERUです。
今日も、僕のnoteに来てくれて ありがとう!

このお話は、かれこれ40年ほど前、僕が若い頃にインド・ネパールを放浪した時のスピリチュアルで不思議な実話です。

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新・宇宙エナジーTERUの「インド・ネパール放浪記」

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ムンバイ(当時はボンベイ)に
1ヵ月くらい滞在したから
今度は、汽車でニューデリーに行くことにした。

ニューデリーはインドの首都や。


ニューデリーもそうやけど
僕はこの旅で、観光地っていうところに
一切行かなかってん。

なんや、興味がなかったんやな。
僕はインドに生活しに行ったようなもんだから。


インドの人は本音で生きてはる。

僕はそう思ったんやけどね。

日本の中じゃ大阪も
本音で生きてはる人が多い方やと思うけど

それよりもっと、
遠慮もなく、ストレートで
毎日毎日、生きることに精いっぱいなんや。

この旅では、
低いカーストの人としか関わりがなかったけど
そんな大変な状況でも
日本人みたいに、重暗い人はいなかってん。


仲良くなった外国人でね、
そんなインドが好きになって
この国に骨を埋める覚悟で
パスポートを捨てちゃった人もいたで。

今、生きてるんか、死んでるんか
知らんけどな。


そんな僕も
日本に帰らずに
ここで生きていこうか…って、

何度も思ったな。

そのくらい性に合ってた。


結局は、
帰らざるを得ないことになって
帰って来たんやけどね。

それは、もう少し後で話すね。

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僕の目的はニューデリーのその先の
ベナレス(バナラシ)という町や。

ベナレスには、ガンジス川がある。

インドに来たからには、
ガンジス川に行かんと…
と思っていた。

インド人にとっては聖なる川。


ところで、

もう40年も前のことやから、
正確には覚えてないんやけど、
ニューデリーへは
信じられんくらい時間がかかった。

そもそも、インドでは
時刻表があっても
定刻通りになんか汽車は来ない。


定刻より2時間以上経っても
汽車が来ないんや。

日本では数分感覚で、
ほぼ正確に来るのに慣れてるから、

こんなに遅れるなんて
何か事故でもあったやろか…
そもそも、ちゃんと来るんかなぁ…


なんて、思ってしまうねん。

心配になって駅員さんに聞いたら、
返ってくる言葉は

ノープロブレム。
「問題ないで」

って言われてしまう。


どこがノープロブレムなんや?

けど、
他のインド人の旅行者は
遅れていることなんか
全然気にしてないようや。

それが当然のように、平然としてはった。
まさに、ノープロブレムや。

今まで、僕が生きてきた日本での「常識」は
どんどん崩れていく。

汽車が時間通りに来ないことなんか
人生の中では、まったくの些細なことや。

僕は、どれほどの思考の縛りを持っているんやろう…。

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インドにはインドの時間の流れがある。

僕もいつかはあんなふうに
平然としていられるようになるんやろか……?

あきらめた頃に汽車が到着。

ヤレヤレ、やっと座れる。

僕は、三等列車で

一番下が椅子になってて
二段目と三段目が
狭い空間のベッドならぬ
板やったわ(笑)

しばらくすると、
周りの人が話かけてきた。

「あんさん 日本の切手持ってるか?」

とか、

「日本人やろ?ライター持ってるか?」

とか、聞いてきはる。


実は100円ライターや日本の切手は、
インドで人気らしい。

実際のところ、
日本では考えられないねんけど、

当時のインドでは100円ライターは
使い捨てではなく、

よく街頭で
ガスが無くなった100円ライターに
器用にガスを入れているのを
見たことがあって、
それを商売にしてはりますねん。


だから、インドでは

使い捨てない100円ライター

なんやね。


日本って豊かな国なんやけど
本当の豊かさってなんやろ。

そんなことを思った。


喉が渇いたな、と思っていたら
汽車の中でチャイの売り子が回って来た。

チャイはインドのミルク紅茶。
しつこくない甘さだ。

チャイは、素焼きの素朴なカップ
淹れてくれはった。

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飲んだら、みなさん
窓から外にポイ捨てしてはる。

そうして素焼きのカップは
割れて土に還る。

だからゴミは出ない。

そして、
どんどん使い捨てられるから、
素焼きカップ作りの人は
仕事がなくならない。

土に還ることの無い
プラスチックのポイ捨てより、
はるかにいいと思った。


自然の摂理で、
飲んだらトイレに行きたくなる。

トイレに行ったら、
なんと!

トイレの中で
インド人が寝てはるやないかい!


何とか起きてもらって
用を足しますやろ。

すると、またその人は

トイレに戻っていきはりましてん。


ありえへんやろ?

ニューデリーまで
トイレで過ごすんやろか……?

あの調子じゃ、きっとそうに違いない。

いろんな人がいるもんや。

それでも、だんだん
不思議なことにも慣れてきたな。


これも
日本では考えられないねんけど、

駅でもない所に
汽車が止まることもありますで。

何ごとかと思っていたら、
続々と人が草むらに向かって歩いていく。

そうして、
男も女もあちこちで
しゃがんでいるんよ。

何をしてるかというと、

用を足してはるんです。


いわゆる

立ちションならぬ、
しゃがみション

ですな。


えっ、僕ですか?

そら僕も、
雄大な景色を見ながら、
気持ちよ~く
しゃがみションをさせていただきましたで。

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日本にいる頃とは違う
解放感を感じていた。

正直、日本で僕は
仮面をつけて暮らしていたんや。

それも幼い頃から。

ここでは、誰も
僕のことなんか気にもとめていない。

トイレに寝ていようが、
道端で寝ていようが、

とがめる人もない。


インドに慣れ親しんでくるに従って、
僕の心はどんどん本当の自分を
取り戻し始めていた。



つづく

最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。

また次回も、
よかったら読みにきてな。

コメントももらえたら
めっちゃうれしいです。


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僕に降りてきた宇宙エナジーを必要な方に届け、意識のシフトをサポートするスピリチュアルな活動を続けています。 そのための旅費や活動費用に使わせて頂きたいと思います。