【サッカー選手 岡本一輝を支えて下さった皆様へ】
皆さん、この度私事ではありますが、プロサッカー選手を引退する事になりました。
カンボジア1部リーグでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、沢山の事を学び人として大きく成長する事ができました。
カンボジアでのシーズン終了後、
カナダのプロリーグ(Canadian Premier League)への挑戦を決め、トライアウトに参加しました。そこで見事ドラフト1位指名を受け、Canadian Premier Leagueに所属するCavalryFCのプレシーズンキャンプへの参加権を獲得しました。
そしてサッカー人生を賭けて挑んだ1週間のプレシーズンキャンプの4日目。
11対11の試合形式の練習でハムストリングを負傷してしまいました。
怪我をした翌日、オーナー兼監督に呼ばれ話をしました。
『残り2日間の試合でのプレーを見れていないから契約を結ぶ事はできない。
残念だ。』
自分のプロサッカー選手としてのラストプレーは〝怪我〟という形で終わってしまいました。
自分を応援して下さっている皆様の期待に応える事ができなかった事への情け無さ、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいです。
その感情は今も消えません。
これから先もずっと消える事はないと思います。
ただ、それと同時にこんな事も思いました。
『この経験ができた人って俺だけなんじゃないか。
ドラフト1位指名されても契約書にサインをするまで何が起こるか分からないという事。
発展途上国から先進国。
真夏の国から極寒の国への挑戦。
1年間でこんなにも環境が違う場所で挑戦できた人って俺だけなんじゃないか。
この経験を無駄にはしたくない。
自分のこれからの人生に生かさないと行けないし、この経験を多くの人に伝えていく事が大事なんじゃないか。』
2歳からボールを蹴り初めてから今までの約21年間のサッカー人生。
2002年の日韓ワールドカップを見てから芽生えたプロサッカー選手になるという夢。
その夢に向かって我武者羅にボールを追いかけてきた小学生時代。
川崎フロンターレという素晴らしいクラブの下部組織で育った中学高校時代。
バイク事故を起こし、競技スポーツは困難と言われ、それでも諦めずに怪我と向き合い、復活し、必死にプロを目指した大学時代。
そしてプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、多くの事を学びサッカープレーヤーとしても、人としても成長する事のできたAngkorTigerFCでの1シーズン。
そしてカナダのプロリーグ(Canadian Premier League)に挑戦した約4ヶ月間の日々。
サッカーというスポーツに出会えたお陰でこんなにも幸せな時間を過ごす事ができました。
この経験ができた事に感謝し、
胸を張って第2の人生に向かって歩み始めようと思います。
サッカー選手、岡本一輝に関わって下さった多くの皆さん。
皆さんの支えのお陰で私はここまで成長する事ができました。
これからはプロサッカー選手としての人生では無くなりますが、
サッカーという素晴らしいスポーツに私は一生関わっていきます。
これからもサッカー小僧である事は変わりありませんので、
皆さん。
サッカー小僧⚽️
岡本一輝を
これからも宜しくお願い致します。
これからの活動についてはまたSNSを通じて皆様に発表できればと思っています。
支えて下さった皆さん。
本当にありがとうございました。
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