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土用の日の過ごし方

土用の丑の日などは知られていますが、土用の日っていうのは、色々あり、過ごし方があります。
そもそも土用の日とは何なのでしょうか。

陰陽五行説というのがありますが、これは宇宙は木火土金水の五元素から成るという考え方で、これを季節に当てはめました。
春=木
夏=火
秋=金
冬=水
しかし、土が余ってしまうため季節ごとに90日ずつあるうちの終わりの5分の1ずつを土に当てました。

五行の行という言葉には、移り変わるという意味があり、木・火・土・金・水の移り変わりを表しています。
土は命を育むこと、死んだものを土に還すという二つの性質があります。

そのことから季節の間を土用にすることで消滅する古い季節と、成長しようとしている新しい季節を交替させているのです。

土用の期間には、土をいじるのはNGなので、本来はお葬式などは避けていました。

春の土用は五月病になったり、やる気が無くなることに注意が必要なので、土用の戌の日に「い」のつくものを食べます

夏の土用は夏バテや熱中症に注意が必要なので、土用の丑の日に「う」のつくものを食べます

秋の土用は夏の疲れが出たり、老けることに注意が必要なので、土用の辰の日に「た」のつくものを食べます

冬の土用は風邪に注意が必要なので、土用の未の日に「ひ」のつくものを食べます

このように、何となく知っているようなことも、単なるジンクスとしての行動ではなく、古代哲学からできているわけです。
このようなことがかつての叡智にはふんだんにあります。
このようなことを学んで、見えない力から現実を良くしていきたいと思う方はぜひ一緒に学んでいきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。