見出し画像

卑弥呼の力

日本の古代史を学べばすぐに思い浮かぶのは邪馬台国でしょう。
卑弥呼も有名ですね。

魏志倭人伝には、彼女が何の力を使っていたか記されています。

其國本亦以男子為王
住七八十年
倭國亂相攻伐歴年
乃共立一女子為王
名日卑彌呼
鬼道能惑衆 
年已長大
無夫壻
有男弟佐治國

原文で読んでも、あの単語が出てきますね。
もう少し確認すると。

その国、本はまた男子を以って王と為す。
住みて七、八十年、倭国は乱れ、相攻伐して年を歴る。
すなはち、一女子を共に立て王と為す。
名は卑弥呼といふ。
鬼道に事へ、よく衆を惑はす。
年、すでに長大にして、夫婿なし。
男弟有りて国を治むるを佐く。

しっかりと確認すると凄いことが書いてあります。

三世紀の倭国は元々は男の王が支配していましたが、戦乱の世になったため、一人の女性が女王として立てられました。
それが女王卑弥呼でした。
それにより国は治りました。
彼女は鬼道を心得ており、それによって国民を立派に支配していました。

何と彼女の特別な力は鬼道だったのです。

鬼の道なんて、恐ろしいことをやるのではないかと思った方もいるのでしょうが、自動車も包丁も使う者次第ということです。
有名な歴史書にも堂々と書かれており、それだけの力だったということでしょう。
見えない力も使い様なのです。
だからこそ、小手先ではない鍛錬と学びが大切なのです。


これからも良い記事を書いていきます。