温故知新
占星術という言葉があるように、未来を知るために星を用います。また天変地異と言う言葉ありますが、地異は兎も角、天変というのもその星を意味します。
古代中国では皇帝には天がついていました。
政治に過ちがあると神である天が指摘すると考えていたのです。天の指摘を無視すれば災いとして現れたのです。
漢の時代には董仲舒さまが中国古典の代表格でもある春秋を使って未来を解釈していました。
まさに、温故知新による方法です。
災いは怪現象を歴史書から探り、当時起こったことを基に何かの前兆として調べあげ、危険を回避していたのです。
実際に危険の前兆ということが分かれば、皇帝を諫めて行いを反省させたり、徳を積ませるように促していたのです。
もちろん古代中国には自然観察によって生み出された五行論もあります。
当時は今のように科学技術が発展しているわけではありませんから、様々な手法を用いて危険回避に努めていました。
今回のように未来を知ろうというのは決して変な勘によるものではなく、それなりに筋の通ったプロセスを経ているのです。
理論を知り、怪しく無いのだということが説明できて自信を持った学びがあると思います。理論と感性両面を持った学び方に興味のある方は、是非ご一緒しましょう。
これからも良い記事を書いていきます。