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古代人の死への思考

東洋医学にもあるように生きるということはバランスを取るという考え方がありました。

生にバランスがあるのですから、死というものもバランスを持って考えていたのは想像の通りです。死そのものにも霊魂の死と肉体の死に分けていました。これも陰陽論のひとつです。

完全な死というのは、霊魂と肉体の両方が死に至った際にその状態となります。

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生中の死、死中の生という言葉があるようにです。

肉体は生きていても霊魂が死ぬ場合があり、霊魂の中にある理性と情性のバランスが崩れる状態が生中の死です。

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反対に霊魂にある理性と情性のバランスは取れていて、肉体のバランスが崩れている場合、つまり霊魂は生きていても肉体が死ぬ状態が死中の生です。

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古代の人は死というものを考え、肉体や霊魂に至るまで陰陽に分類したのです。これを自然観察から派生して考えるのですから、その執念と熱意にはただただ驚かされますね。

陰陽論などは自然観察の賜物ですが、見事に自然の法則を解き明かしており、見えない世界にいたるまで的確に捉えています。
このように古代人の知恵を借りることで見えない世界についても理解が進みますし、現実面でも生かせるでしょう。
興味のある方はぜひ一緒に学びましょう。


これからも良い記事を書いていきます。