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行の日本、瞑想のチベット

密教には様々な行があります。
十八道法だったり、金剛界法だったり、胎蔵法だったり、護摩法だったりです。これらは四度加行と言います。

日本の密教は行をやるのは良いのですが、そこからを何を感じ取ったかと言うことが抜け落ちてしまっている感があります。
チベット密教ならば、無上ヨガですから、瞑想重視です。

もちろん日本の密教は行では大変優れていて、たとえば、人の行動を仏様に振り分けて、身密(印を結ぶこと)、口密(真言を唱えること)、意密(浄土を瞑想すること)と三密として分類しました。
(社会情勢によって三密という仏教用語を別の意味にしてしまったのは大きな問題です。)
そして、死後の話にするのではなく、生きたまま仏となる即身成仏を目指すのです。

チベット密教の場合は三密を瞑想の中で行います。さらにヤントラヨガも並行して行うのです。

何を感じたかということよりも、教えで人を拘束していると言うのが宗教の難しいところなのかもしれませんね。

わたしは瞑想をベースとして教えるようにしているのはそのためです。
長い時間かけて学んでいくわけですから、何を感じ取ったかということを大切にしてほしいと考えています。
瞑想も実は大変奥が深く、瞑想も段階をあげていくと、かなり色々と見えない世界のことが体感できるようになっています。
皆さま興味がおありでしたら、ぜひ見えない世界を見ていきませんか。


これからも良い記事を書いていきます。