いとをかし
「切ない」とか
「悲しい」とか
「かわいい」とか
「萌え」とか
「尊い」とか
そういうのが
因果をつくり
ストーリーを紡ぎ
3次元を形成し
ぼくらをつなぎとめる。
その中にどっぷりつかるのもよし。
でも
その外側に抜け出てしまったほうが
もっともっと
自由自在に楽しめる。
「いとをかし」も
「げにあわれ」も
「限りなくかなし」も
自在に創りだし、動かすことができる。
ひとたびその「原液」を手にしてしまえば
現実世界はもっともっと愉しくなる。
「原液」とは「無」だ。
物語のその先へ。
「いとをかし」の原初の親に。
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